真核細胞

書影

新・生命科学ライブラリ-D  1

細胞の運命 I

真核細胞

定価:
2,310
(本体:2,100円+税)
難易度:入門

発行日:2006年3月25日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-1120-5

サイズ:並製A5

ページ数:240ページ

在庫:品切れ

内容詳細

生物の基本単位である細胞の構造と機能の面から,動物細胞とくに多細胞性真核生物であるヒトの細胞を中心に,そして医学との繋がりについて解説.また真核細胞研究のための実験技術としての組織培養に関しても詳述.

目次

第1章 真核細胞への進化
1.1 細胞とは
1.2 生物進化の初期
1.3 原核生物
1.4 真核生物
1.5 ウイルス
1.6 プリオン

第2章 真核細胞の構造と機能
2.1 細胞核
2.2 細胞膜
2.3 細胞質
2.4 細胞小器官

第3章 複製・転写・翻訳
3.1 複製
3.2 転写
3.3 翻訳
3.4 修復

第4章 細胞周期とその制御
4.1 細胞周期
4.2 細胞周期制御のプログラム
4.3 細胞周期制御タンパク質
4.4 S期とM期開始の制御
4.5 細胞分裂期
4.6 G1期の制御
4.7 Rbタンパクとがん
4.8 DNA傷害のチェック点

第5章 組織培養
5.1 組織培養事始め
5.2 継代培養の試み
5.3 無菌操作
5.4 培養細胞系の樹立
5.5 細胞凍結保存法
5.6 イーグルの培養液
5.7 既知組成培養液その他
5.8 成長因子
5.9 同調培養法
5.10 コロニー形成培養法
5.11 温度感受性変異株
5.12 ES細胞
5.13 HeLa細胞の誕生
5.14 動物細胞による有用物質の生産

第6章 細胞の分化
6.1 クロマチンの構造変化
6.2 組織・器官の形成
6.3 細胞結合と細胞外マトリックス
6.4 幹細胞
6.5 成長因子受容体
6.6 血液細胞の分化
6.7 サイトカイン
6.8 抗体分子産生系
6.9 神経系の構造と機能\r

第7章 細胞の老化
7.1 細胞死のプログラム
7.2 アポトーシスの形態変化
7.3 アポトーシスの分子機構\r
7.4 テロメア
7.5 テロメアと老化
7.6 フリーラジカル説
7.7 線虫の老化
7.8 早老症
7.9 ダウン症候群
7.10 アルツハイマー病
7.11 ヒト正常二倍体細胞の誕生

第8章 細胞のがん化
8.1 発がんの過程
8.2 がん組織の形成
8.3 がんの定義
8.4 解糖系の利用
8.5 転移に関与する因子
8.6 エイムス試験
8.7 がんウイルス
8.8 がん抑制遺伝子
8.9 発がんの分子遺伝学
8.10 がんの治療

あとがき
参考文献
索引


サポート情報

関連書籍

細胞の老化

井出利憲

2,200円(税込)

入門