家族の心理

書影

ライブラリ実践のための心理学  3

家族の心理

家族への理解を深めるために
定価:
1,760
(本体:1,600円+税)
難易度:入門

発行日:2006年10月10日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-1144-1

サイズ:並製四六

ページ数:200ページ

在庫:品切れ

内容詳細

「家族」とは一体何なのだろうか.その定義や機能は社会とともに変容してきた.本書では,家族心理学という新しい学問領域から「家族」という独特な小集団について解説し,様々な研究成果を紹介する.見開き形式・2色刷.

目次

まえがき

1章 家族とは何か
  1.1 家族の定義
  1.2 家族の機能\r
  1.3 家族という関係の特殊性
  1.4 家族心理学のテーマの変遷
  参考図書

2章 家族の健康とは
  2.1 家族の健康をめぐる実証研究
  2.2 家族の発達
  2.3 総合的な家族理解に向けて ― 問題と資源の包括的把握
  参考図書

3章 家族づくりの準備
  3.1 人の発達と家族づくりの準備
  3.2 思春期・青年期と家族
  3.3 モラトリアムの意味すること
  3.4 自我同一性確立のための発達課題
  3.5 家族づくりの開始 ― 独身の若い成人期
  参考図書

4章 夫婦の発達とは
  4.1 夫婦の絆づくり
  4.2 夫婦間コミュニケーションをめぐる実証研究
  4.3 子供をもつ決心と夫婦関係の変質
  参考図書

5章 子どもが育つ場としての家族
  5.1 養育のためのシステムづくり
  5.2 養育のためのシステムづくりが頓挫した場合
  5.3 親子関係の変容
  参考図書

6章 変化する社会の中の家族
  6.1 システムとしての家族
  6.2 変動する文化社会的諸文脈
  6.3 社会構成主義とは何か
  参考図書

7章 家族理解に役立つ臨床理論
  7.1 家族心理の理解に役立つ家族療法の鍵概念
  参考図書

8章 家族の変化に役立つ臨床的援助技法
  8.1 ジョイニングと多方向への肩入れ
  8.2 リフレーミング
  8.3 エナクトメント
  8.4 合同動的家族画と家族彫像化
  参考図書

9章 家族への臨床的アプローチの実際
  9.1 心理援助の形態
  9.2 家族にふりかかるストレス
  9.3 家族間暴力に対する臨床的アプローチ
  9.4 思春期・青年期の子どもがいる家族への臨床的アプローチ
  9.5 喪失に対する臨床的アプローチ
  参考図書

10章 家族をめぐる心理学の課題と展望
  10.1 家族の普遍性と個別性
  10.2 実証研究と臨床研究の統合
  参考図書

引用文献
人名索引
事項索引
執筆者紹介

サポート情報

その他

正誤表


ライブラリ実践のための心理学 3
「家族の心理」サポートページ



■ 正誤表

平木典子・中釜洋子 共著「家族の心理」初版第1刷に誤りがございましたので,お詫びして訂正いたします.

場所
P127 図7-12 「相互交流の記号」左下 親密な関係 親密な敵対
P153  Topic9-2「必ず助けに行くよ」一番下の段の11行目 小官さん 小宮さん

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