グラフィック金融論 第2版

書影

グラフィック[経済学]  5

グラフィック金融論 第2版

定価:
3,025
(本体:2,750円+税)
難易度:入門

発行日:2019年4月10日

発行:新世社

ISBN:978-4-88384-289-6

サイズ:並製A5

ページ数:328ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

本書は刊行以来,わかりやすい解説と見やすいビジュアルが好評を博してきた入門テキストの改訂版です.世界金融危機の発生および危機への対応は,新たな金融規制の枠組みや金融政策を生み出しました.こうした初版刊行後の金融経済の変化を踏まえ,金融危機の前兆としてのバブル,新たな金融規制の国際的枠組みであるバーゼルⅢ,デフレと密接に関係する流動性の罠に関する解説などを加筆修正し,経済データを最新のものに更新しました.左右見開き体裁・2色刷.

目次

第I部 金融の基礎
1 金融システム
  1.1 金融システムとは
  1.2 金融市場
  1.3 金融仲介機関
  1.4 リスク分散
  1.5 情報生産
  1.6 流動性の供給
  1.7 金融市場と金融仲介機関の相互依存関係
  1.8 バブルと金融危機
  1.9 金融規制
  1.10 貯蓄・投資と金融システム
  演習問題

2 貨幣
  2.1 貨幣の定義と機能
  2.2 マネーストックの定義
  2.3 インフレ・デフレと貨幣の価値
  2.4 貨幣数量説
  演習問題

第II部 企業の資金調達と銀行・金融システム
3 企業の資金調達
  3.1 企業の資本構成
  3.2 情報の非対称性と企業の資本構成
  3.3 コーポレートファイナンスの実際
  演習問題

4 銀行の役割と課題
  4.1 銀行の活動
  4.2 デフォルト・リスクの問題
  4.3 銀行の経営
  演習問題

5 金融規制
  5.1 預金保険制度
  5.2 自己資本比率規制
  5.3 バーゼルIII
  5.4 政府の金融活動
  演習問題

第III部 金融市場
6 利子率
  6.1 債券のリスクと利子率
  6.2 利子率の期間構造
  6.3 割引現在価値
  6.4 名目利子率と実質利子率
  6.5 実質利子率の決まり方
  6.6 貯蓄と投資
  演習問題

7 株価
  7.1 株式市場とは
  7.2 株式の収益率とリスク
  7.3 株価の決まり方
  7.4 分散投資
  7.5 効率市場仮説
  7.6 株式収益率の決まり方
  7.7 コントロール権市場としての株式市場
  7.8 デリバティブ
  演習問題

8 為替レート
  8.1 為替レートとは
  8.2 通貨制度
  8.3 名目為替レートと実質為替レート
  8.4 国際収支
  8.5 為替レートの決まり方(1): 長期
  8.6 為替レートの決まり方(2): 短期
  8.7 通貨危機
  演習問題

第IV部 金融政策
9 貨幣市場の需要と供給
  9.1 貨幣供給のメカニズム
  9.2 貨幣の取引需要
  9.3 流動性選好
  9.4 貨幣市場における名目利子率の決定
  9.5 流動性の罠
  演習問題

10 金融政策
  10.1 中央銀行とは
  10.2 金融政策の目的
  10.3 金融政策の手段
  10.4 金融政策のメカニズム
  10.5 中央銀行の独立性と情報開示
  10.6 ゼロ金利制約と量的緩和政策
  10.7 フォワードガイダンスと近年の金融政策
  演習問題

演習問題略解
索引

サポート情報

その他

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