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ライブラリ生命を探る 3

「生物の適応戦略」
〜 ソシオバイオロジー的視点からの数理生物学 〜

巌佐 庸(九州大学教授) 著

定価:1,782円(本体1,650円+税)
発行:サイエンス社
発行日:1981-10-01
ISBN 978-4-7819-0232-6 / B6判/240頁


<内容詳細>
何億年もの進化がもたらした生物の見事な多様性と適応性を,興味深い実際例を素材にして,新しい生物学の流れから考察する新鮮にして意義深い書.

<目次>
1 序論
2 餌の選び方・さがし方
    2-1 メニューの決まり方
    2-2 餌のさがし方
    2-3 探索戦略の比較
    2-4 履歴戦略
    2-5 考察
3 卵数と卵サイズの進化
    3-1 資源の分配
    3-2 複数資源モデル
    3-3 天敵の存在は小卵多産をもたらすか?
    3-4 そのほかの資源分配問題への示唆
4 成長の線略
    4-1 成長過程の適応性
    4-2 栄養成長と繁殖成長
    4-3 不安定な環境での最適成長
    4-4 栄養器官が生命維持の機能をもつとき
    4-5 繰り返し繁殖のとき
    4-6 多数の器官から成るとき
    4-7 諸器官の調和的な成長
5 死亡の戦略
    5-1 最適死亡戦略
    5-2 生存曲線の実例
    5-3 資源消費の総量に限りがある場合の最適死亡
    5-4 死亡要因と適応性について
    5-5 老衰の進化
6 捕食者と餌生物のゲーム
    6-1 動物プランクトンの日周垂直移動
    6-2 魚とプランクトンのゲーム
    6-3 パターンの1日での変動
    6-4 考察
7 オスとメスの比率について
    7-1 Fischerの原理
    7-2 性比のゲーム
    7-3 寄生の重複率pへの依存性
    7-4 こみあい効果の影響
    7-5 1匹目と2匹目の産卵数の比βへの依存性
    7-6 近交因子Jについて
    7-7 データとの比較の問題点
8 適応の単位
    8-1 棲み場所の選び方について
    8-2 採餌努力の最適分布
    8-3 採餌者が2個体のとき
    8-4 採餌者どうしが協力する場合
    8-5 協力と非協力と
    8-6 基本は利己主義にあり
    8-7 協力実現の機構について
9 メスは交尾を望んでいるか?
    9-1 メスにとって交尾することには価値があるのか?
    9-2 やる気のないメスの行動
10 昆虫の社会性進化
    10-1 血縁淘汰と社会性
    10-2 社会性昆虫の性比
    10-3 Craingの意外な結論
    10-4 社会性の進化のはじまり
    10-5 真性社会性進化の三つのフェーズ
    10-6 社会性関値(B/C)critについて
    10-7 Hamiltonのフェーズに入る前に
11 生存曲線の進化のクライテリオン
    11-1 生存曲線の進化
    11-2 集団遺伝学の基礎
    11-3 r淘汰とK淘汰
    11-4 進化基準I
    11-5 進化基準II
    11-6 高死亡率と多産対高生存率と少産
    11-7 連続時間の死亡過程をもつ場合
12 t-RNA組成とコドンの使用頻度
    12-1 遺伝情報翻訳の基本
    12-2 t-RNA組成の効率化
    12-3 タンパク質遺伝子のコドン使用頻度の適応
    12-4 同義コドン
    12-5 かたちの適応について
    12-6 その他
13 蛇足の章
    13-1 数学と生物学との関係について
    13-2 社会科学と生物学との関係について
    13-3 生態学的法則の一般性について
    13-4 適応論について