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新・生命科学ライブラリ-生物再発見 4

「細胞性粘菌のサバイバル」
〜 環境ストレスへの巧みな応答 〜

漆原秀子(筑波大学教授) 著

定価:1,944円(本体1,800円+税)
発行:サイエンス社
発行日:2006-12-10
ISBN 978-4-7819-1150-2 / A5判/144頁


<内容詳細>
細胞性粘菌の発生も複雑な生物とエッセンスは同じであり,「サバイバル」という強烈な制約も生物のエッセンスの一つである.本書では「サバイバル」の観点から細胞性粘菌を紹介する.

<目次>
第1章 そもそも細胞性粘菌とは
  1.1 細胞性粘菌は一見カビのようです
  1.2 細胞性粘菌は土壌中の微生物です
  1.3 細胞性粘菌と真正粘菌は異なる生物種です
  1.4 さまざまな細胞性粘菌
  1.5 生物進化上の位置

第2章 飢餓からのサバイバル,子実体形成
  2.1 細胞の集合
  2.2 ナメクジ形になって移動する(移動体期)
  2.3 子実体の形ができる
  2.4 一部が生き残り,一部が支える
  2.5 多細胞化に必要な分子群
  2.6 モルフォゲン
  2.7 胞子と柄細胞の比率

第3章 有性生殖の戦術
  3.1 マクロシスト
  3.2 細胞性粘菌の性
  3.3 細胞が融合する
  3.4 性的細胞融合に関わる分子
  3.5 配偶子で発現が誘導される遺伝子
  3.6 接合子が細胞を食べてしまう
  3.7 3つの生殖戦略(まとめ)

第4章 生態系でのサバイバル
  4.1 フィールドでの細胞性粘菌:(1)他生物との相互作用
  4.2 フィールドでの細胞性粘菌:(2)子実体形成の現実
  4.3 細胞性粘菌どうしの相互作用:(1)餌の奪い合いと食べわけ
  4.4 細胞性粘菌どうしの相互作用:(2)殺し合い
  4.5 異性との相互作用
  4.6 環境の把握:(1)信号となる分子
  4.7 環境の把握:(2)細胞内での情報処理

第5章 サバイバルマニュアル「ゲノム」の解析
  5.1 ゲノムは生命のシナリオ
  5.2 細胞性粘菌ゲノムの性質
  5.3 ゲノム解析の始まり
  5.4 cDNAの大規模な解析
  5.5 細胞性粘菌の遺伝子セット
  5.6 細胞性粘菌ゲノムへの挑戦
  5.7 細胞性粘菌ゲノムの特徴
  5.8 ポストゲノムの解析:(1)発生過程での遺伝子発現変化の解析
  5.9 ポストゲノムの解析:(2)空間的遺伝子発現パターン
  5.10 ポストゲノムの解析:(3)遺伝子ネットワーク
  5.11 ポストゲノムの解析:(4)遺伝子発現を制御する領域

第6章 モデル生物としての細胞性粘菌
  6.1 モデルシステムとしての確立:(1)アメーバの培養
  6.2 モデルシステムとしての確立:(2)バクテリアを必要としない培養
  6.3 増殖と細胞周期
  6.4 細胞分裂
  6.5 アメーバ運動
  6.6 発生・分化のモデル
  6.7 医科学のモデル:(1)レジオネラ菌の感染
  6.8 医科学のモデル:(2)ヒトの病原遺伝子
  6.9 有用分子の生産
  6.10 自己組織化の数理モデル

第7章 細胞性粘菌研究者のサバイバル
  7.1 インフラ整備:(1)アニュアルミーティング(年会)
  7.2 インフラ整備:(2)データベース
  7.3 インフラ整備:(3)ストックセンター
  7.4 研究手法の開発:(1)挿入突然変異の誘発
  7.5 研究手法の開発:(2)形質転換
  7.6 研究手法の開発:(3)遺伝子破壊
  7.7 研究手法の開発:(4)RNAi法
  7.8 研究手法の開発:(5)強制発現
  7.9 研究手法の開発:(6)その他の手法

付録
参考図書など
索引