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テキストライブラリ 心理学のポテンシャル 別巻1

「メディアから読み解く臨床心理学」
〜 漫画・アニメを愛し、健康なこころを育む 〜

横田正夫(日本大学教授) 著

定価:2,376円(本体2,200円+税)
発行:サイエンス社
発行日:2016-03-10
ISBN 978-4-7819-1376-6 / A5判/176頁


<内容詳細>
本書は,臨床心理学の領域で長年研究や臨床に携わってきた著者が,漫画やアニメーション作品を分析することによって,臨床心理学的なものの考え方のすすめ方を体現できることを目指した意欲作です.はじめて学ぶ方がとっつきやすいよう,『ちびまる子ちゃん』『サザエさん』『鉄腕アトム』といった作品を取り上げ,解説を加えながら読み解いていきます.漫画やアニメの楽しさにふれながら,臨床心理学を本格的に学ぶきっかけとなる一冊です.

<目次>
第1章 「私はだあれ?」―アイデンティティへの問いかけ
  1.1 物語
  1.2 変化の時期
  1.3 心理的な動揺
  1.4 超越的な感情体験
  1.5 『パーフェクトブルー』のその後

第2章 「私は『ちび』?」―小さい頃の私って
  2.1 漫画の『ちびまる子ちゃん』
  2.2 「下ネタ」
  2.3 下ネタの意味
  2.4 アニメーションの『ちびまる子ちゃん』
  2.5 アニメーションでの特徴
  2.6 ぐうたら道
  2.7 おわりに

第3章 「過去にこだわる私って」―成長してみて
  3.1 物語
  3.2 記憶
  3.3 前向きの力
  3.4 トシオ
  3.5 まとめ

第4章 「今の私は閉じこもり?」―人に会うのが嫌
  4.1 物語
  4.2 幽霊
  4.3 清太
  4.4 親密な大人の不在
  4.5 おわりに

第5章 「生きるって辛い!」―でも何とかなる
  5.1 物語
  5.2 いく子
  5.3 もも
  5.4 おわりに

第6章 「魔法をかけられる」―精神病状態からの脱出
  6.1 物語
  6.2 アリーテ姫
  6.3 魔法使い
  6.4 停滞
  6.5 おわりに

第7章 「自分を壊してしまいたい」―自傷
  7.1 はじめに
  7.2 アトム誕生のエピソード
  7.3 アトムにおけるアイデンティティの混乱
  7.4 人間不信に至るまでのアトム
  7.5 分身のアトム
  7.6 アトムの行動特徴
  7.7 おわりに

第8章 「家族っていいね」―支え
  8.1 『サザエさん』の原作
  8.2 『サザエさん』の茶の間
  8.3 こころの配慮
  8.4 直面化を避ける

第9章 「友だちっていいね」―皆でやれば怖くない
  9.1 漫画『NARUTO-ナルト-』
  9.2 ナルトは影
  9.3 成人期のテーマ
  9.4 青年期再考

第10章 「年をとるってどういうこと」―中年
  10.1 はじめに
  10.2 中年期危機―チェコ手紙・チェコ日記
  10.3 トルンカ
  10.4 『花折り』から『旅』へ
  10.5 アニメーション作家としてのアイデンティティの確立
  10.6 人生は旅

第11章 「現実が歪んで見える」―現実の生きにくさ
  11.1 『マイブリッジの糸』の内容
  11.2 日本の物語
  11.3 2つの物語の関連
  11.4 百科全書
  11.5 おわりに

第12章 「私って?」―いつまでも問い直し
  12.1 諸星大二郎
  12.2 30歳頃の作品―『マッドメン』シリーズ
  12.3 40歳頃の作品―『天孫降臨』
  12.4 50歳頃の作品―『碁娘伝』の「第4話 基盤山」
  12.5 60歳頃の作品―『夢見村にて―薫の民俗学レポート』
  12.6 ライフサイクル的変遷
  12.7 20歳代の作品
  12.8 30歳代の作品
  12.9 40歳代の作品
  12.10 50歳代の作品
  12.11 まとめ

第13章 「現実の生きにくさ」―記憶の扱い
  13.1 『デフラグ』
  13.2 『椅子の上の男』
  13.3 『妻の手紙』
  13.4 身体性の問題

終章

引用文献