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ライブラリ電子社会システム 5

「情報倫理の構築」

水谷雅彦(京都大学准教授)
越智 貢(広島大学教授)
土屋 俊(千葉大学教授) 編著

定価:2,700円(本体2,500円+税)
発行:新世社
発行日:2003-05-25
ISBN 978-4-88384-047-2 / A5判/328頁


<内容詳細>
IT社会の社会的秩序の在り方を倫理学の視点から論考.思弁的考察からプライバシー保護,ソフト開発,学校教育,医療情報などの事例研究をへて,情報倫理の構築を目指す.

<目次>
第1章 コンピュータ・エシックス? インターネット・エシックス?
    1.1 序論
    1.2 専門家の倫理から万人の倫理へ
    1.3 コンピュータ・エシックスからインターネット・エシックスへ
    1.4 情報倫理学から倫理学へ

第2章 情報の倫理性と倫理の工学化
    2.1 はじめに
    2.2 「情報の倫理性」とは何か
    2.3 しかしなぜ,こうした道徳,そして倫理があるのか?
    2.4 科学者の社会的責任
    2.5 情報処理としての倫理学
    2.6 デザインとしての倫理

第3章 情報倫理の基礎としての情報中心的世界観
    3.1 はじめに
    3.2 情報化とは何であるのか
    3.3 従来の情報倫理的問題の位置づけ
    3.4 情報生活世界と実世界
    3.5 結論

第4章 プライバシー概念の再検討と現実的諸問題
    4.1 はじめに
    4.2 法的権利としてのプライバシーの歴史
    4.3 私的領域における自己決定権としてのプライバシー
    4.4 自己情報コントロール権という定義とその隘路
    4.5 電子社会における情報の集中とプライバシー ―韓国の例に学ぶ
    4.6 情報社会における「不安」
    4.7 プライバシーと「公益」 ―医学研究を素材として

第5章 フリーソフトウェア運動の倫理的含意
    5.1 ハッカー倫理とフリーソフトウェア運動
    5.2 フリーソフトウェア運動における分裂
    5.3 LINUXシステムの成功と「オープンソース」
    5.4 情報の共有の倫理性再考
    5.5 まとめ

第6章 情報モラルの定義 ―タキソノミーと態度
    6.1 はじめに
    6.2 教科書の中の「情報モラル」
    6.3 「情報モラル」の定義
    6.4 医学教育と「態度教育」
    6.5 タキソノミー
    6.6 アリストテレスと態度教育

第7章 倫理の視点からみた学校の情報化
    7.1 学校の情報化に伴う倫理的問題点
    7.2 情報化の可能性 ―本当に必要なのは何か
    7.3 おわりに

第8章 医療情報の電子化と情報倫理 ―来るべき「生命情報社会」に備えて
    8.1 医療情報をめぐる「光」と「陰」
    8.2 氾濫する医療情報を読み解くために
    8.3 患者のプライバシーは誰が守る?
    8.4 コンピュータ・データベ―スは医者の頭脳を超えるか?
    8.5 おわりに

第9章 ホイッスルブローイングの倫理
    9.1 はじめに
    9.2 ホイッスルブローイングとは何か ―定義の問題
    9.3 適切なホイッスルブローイングとは何か ―正当化の問題
    9.4 なぜホイッスルブローワーは保護されなければならないのか

第10章 インターネット上の倫理行動の構造 ―性格特性との相関を中心に
    10.1 倫理学と社会調査
    10.2 調査の概要
    10.3 合理的エゴイズム・共感・良心の影響
    10.4 社会調査からのアプローチの限界と可能性
    10.5 まとめ