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経済学叢書 Introductory

「財政学入門」

西村幸浩(大阪大学教授) 著

定価:2,916円(本体2,700円+税)
発行:新世社
発行日:2013-07-25
ISBN 978-4-88384-195-0 / A5判/304頁


<内容詳細>
本書は,財政学をはじめて学ぶ人が,予備知識がなくても楽しく読んでもらえることを目指した入門テキストである.わが国が直面している経済政策課題を,正しい知見と分析力で考察できるように,トピックを厳選し,各トピックには多くのページ数を充てて,発展的議論,ケーススタディ,応用例などを豊富に掲載した.数学は加減乗除のみを用い,また数式とリンクさせたグラフを多用して,直観的な説明を充実させた.その上で,必要な限り経済モデルを明示的に用いた分析を紹介することで,長期間使えるしっかりした内容のものを目指した.さらに,発展的思考を啓発するための工夫として,章末の練習問題において発展・応用のための問題も用意し,解説を充実させた.もう一度学び直したい方や,財政への経済学的アプローチに興味のある方にもおすすめの一冊である.

<目次>
第1章 経済における財政の役割
  1.1 経済における政府とその役割
  1.2 財政制度と財政の現状
  1.3 わが国の財政の歩み
  1.4 経済モデルの使用について
  復習問題
  発展問題

第2章 政府支出・減税の効果I:ケインズ派モデルにおける総需要管理政策
  2.1 総供給と総需要
  2.2 45度線分析による乗数効果
  2.3 財・貨幣市場の一般均衡における財政政策の効果
  2.4 長期均衡
  2.5 今後の議論へ向けて
  復習問題
  発展問題
  コラム:総供給への影響を考えた包括的考察
  補論:2.3節のモデルについて

第3章 政府支出・減税の効果II:リカードの等価定理および恒常所得仮説
  3.1 ライフサイクルモデルによる描写
  3.2 リカードの等価定理:導出
  3.3 等価定理の妥当性
  3.4 まとめ
  復習問題
  発展問題
  コラム:貯蓄-投資バランス再考
  補論1:公債の負担に関する伝統的議論と等価定理
  補論2:効用最大化消費・貯蓄水準

第4章 世代間資源配分の問題
  4.1 公的年金と世代間公平性
  4.2 公債の持続可能性
  4.3 補足的論点
  復習問題
  発展問題
  コラム:純債務で考える

第5章 社会資本と地方財政
  5.1 社会資本
  5.2 地方財政(地方交付税交付金を中心として)
  5.3 1990年代の地方公共投資
  復習問題
  発展問題
  コラム:財政投融資
  補論:生産関数と利潤最大化

第6章 マクロ経済学の新展開と財政政策のあり方
  6.1 短期均衡と長期均衡
  6.2 2つのタイプの不況
  6.3 より新しいアプローチ
  6.4 マクロ財政政策の評価
  復習問題
  発展問題
  コラム:IS-LM分析から現代のマクロ経済学へ
  補論:貨幣市場の均衡と物価

第7章 租税と社会保険料:概観および原則
  7.1 税制の現状
  7.2 税の種類
  7.3 課税の原則
  復習問題
  発展問題
  コラム:応益原則と応能原則

第8章 租税の経済効果I:物品税と生産要素課税
  8.1 基本モデル:物品税
  8.2 いくつかのポイント
  8.3 最適課税
  8.4 生産要素への課税
  8.5 応用
  復習問題
  発展問題
  補論:市場需要・市場供給について

第9章 租税の経済効果II:所得税
  9.1 貯蓄の意思決定と租税
  9.2 労働供給と租税(1):消費-余暇選択
  9.3 労働供給と租税(2):より発展した分析
  復習問題
  発展問題
  コラム:サプライサイド経済学
  補論:(9.10)の証明

第10章 所得税制:理念と実現,および変遷
  10.1 所得税の理念と現実
  10.2 所得税の計算と適用
  10.3 所得税および社会保険料における諸問題
  10.4 所得税の変遷と今後
  復習問題
  発展問題

第11章 税制改革の視点
  11.1 基本モデル:所得税と消費税
  11.2 等価性:いくつかのポイント
  11.3 税制改革の諸類型
  11.4 税制改革のステップ
  復習問題
  発展問題

文献案内

人名索引

事項索引

著者略歴