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経済学叢書 Introductory

「開発経済学入門」

戸堂康之(早稲田大学教授) 著

定価:2,916円(本体2,700円+税)
発行:新世社
発行日:2015-09-10
ISBN 978-4-88384-231-5 / A5判/312頁


<内容詳細>
開発経済学は,途上国の貧困の削減という社会的に重要な役割を担う学問であり,経済学だけではなく政治学や社会学,ネットワーク科学といった様々な角度から問題解決を図っていきます.本書は,開発途上国が経済的に発展するメカニズムやそのために必要な政策について,経済学の専門的な知識がなくとも読みこなせるよう,わかりやすく解説した入門書です.経済学を専攻する学生はもちろん,途上国の発展に関心のあるそれ以外の専門分野の学生や,途上国開発の現場で働く援助機関やNGOの実務家の方などにもおすすめの一冊です.2色刷.

<目次>
序章

第1部 経済成長論の基礎

第1章 開発途上国の経済発展
  1.1 開発途上国での暮らし
  1.2 開発途上国の経済成長・経済停滞
  1.3 なぜ1人当たりGDPが重要か
  1.4 所得レベルを測る
  1.5 まとめ

第2章 新古典派経済成長論
  2.1 生産と消費の仕組み
  2.2 ソロー・モデル
  2.3 技術進歩を想定したソロー・モデル
  2.4 投資率・人口成長率の増減による定常状態の変化
  2.5 条件付き収束
  2.6 政策の効果
  2.7 まとめ

第3章 内生的経済成長論
  3.1 内生的経済成長論の概要
  3.2 技術・知識の創造
  3.3 AKモデル
  3.4 ローマー・モデル
  3.5 途上国を想定した内生成長モデル
  3.6 人口規模は経済成長の要因か
  3.7 ソロー・モデルとの比較
  3.8 技術の計測
  3.9 資本蓄積vs.技術進歩
  3.10 まとめ

第4章 貧困の罠
  4.1 貧困の罠とは
  4.2 貧困の罠の理論モデル(1)
  4.3 貧困の罠の理論モデル(2)
  4.4 経路依存性と成長期待
  4.5 政策の効果
  4.6 政府の失敗
  4.7 貧困の罠はあるのか?
  4.8 まとめ

第5章 中所得国の罠
  5.1 中所得国の経済成長
  5.2 中所得国の罠とは
  5.3 収束による理論的説明
  5.4 複数均衡モデルによる理論的説明
  5.5 まとめ

第2部 経済発展の諸要因

第6章 国際貿易・海外直接投資
  6.1 貿易・海外直接投資の発展
  6.2 リカードの比較優位の理論(1)
  6.3 リカードの比較優位の理論(2)
  6.4 輸入代替工業化の理論
  6.5 貿易による技術伝播を想定した理論
  6.6 貿易の経済成長効果の実証
  6.7 海外直接投資の経済成長効果の実証
  6.8 途上国の経済成長に利する貿易・投資政策
  6.9 まとめ

第7章 産業集積
  7.1 産業集積とは
  7.2 集積の利益
  7.3 空間経済学の理論モデル
  7.4 規模の経済の実証分析
  7.5 産業集積の事例
  7.6 産業集積のための政策
  7.7 まとめ

第8章 社会関係資本・社会ネットワーク
  8.1 社会関係資本・社会ネットワークとは
  8.2 社会関係資本・社会ネットワークと経済発展
  8.3 様々なネットワーク構造の効果
  8.4 強い絆の負の側面
  8.5 つながり支援のための政策
  8.6 まとめ

第9章 社会・経済制度
  9.1 制度と経済発展
  9.2 制度とは
  9.3 制度の決定の理論
  9.4 制度と経済成長の実証分析
  9.5 経済発展を促す制度変革
  9.6 まとめ

第10章 経済発展の政治経済学
  10.1 途上国における民主化
  10.2 政治制度と経済制度の補完性
  10.3 民主化と経済発展
  10.4 なぜ一部の独裁制は成功するのか
  10.5 政治制度・所得の不平等・経済成長
  10.6 まとめ

第11章 農村開発
  11.1 経済発展における農業の役割
  11.2 農業から非農業部門への労働移動
  11.3 農業技術の普及
  11.4 農業技術の普及における学習の役割
  11.5 農業技術の普及におけるリスクの影響
  11.6 まとめ

第12章 農村金融
  12.1 途上国農村における金融の特徴
  12.2 なぜ農村金融は高利なのか
  12.3 マイクロファイナンス
  12.4 消費の平準化のためのインフォーマル金融
  12.5 まとめ

第13章 経済協力
  13.1 政府開発援助(ODA)
  13.2 ODAのマクロ的効果
  13.3 国際協力プロジェクトのインパクト評価
  13.4 民間資金の役割
  13.5 日本のODAの今後
  13.6 まとめ

終章

索引
著者紹介