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ライブラリ 経済学15講 A5

「医療経済学15講」

細谷 圭(國學院大学教授)
増原宏明(信州大学准教授)
林 行成(広島国際大学教授) 著

定価:2,592円(本体2,400円+税)
発行:新世社
発行日:2018-11-10
ISBN 978-4-88384-284-1 / A5判/304頁


<内容詳細>
高齢化が進行し医療や介護のニーズが高まる一方,その財源が問題となる日本において,医療の経済学的分析は方向を見定める重要な羅針盤の役割を果たす.本書は,近年注目される医療経済学を,理論と制度・実際の両面からわかりやすく解説した入門書である.日本の医療問題に関心を持つ,幅広い領域の読者に有益な示唆を与える.2色刷.

<目次>
序論 医療経済学とは
  0.1 医療サービスのもつ特徴
  0.2 医療と制度

第1講 医療経済学と日本の医療
  1.1 医療保険の特徴
  1.2 国民医療費・介護費用の動向
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第2講 日本の医療保険制度
  2.1 3つの公的医療保険
  2.2 自己負担と保険で受けられるサービス
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第3講 高齢者の生活保障:医療と介護
  3.1 後期高齢者医療制度
  3.2 高齢者と介護保険
  3.3 地域包括ケアと将来の高齢者医療・介護
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第4講 医療経済学の分析道具箱:ミクロ経済学の基礎
  4.1 はじめに
  4.2 消費者(患者)の効用最大化
  4.3 効用最大化から需要曲線へ
  4.4 余剰分析の基礎
  4.5 需要の弾力性の考え方と医療サービスの特徴
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第5講 医療サービスの需要:不確実性,保険,情報の非対称性
  5.1 需要の不確実性と医療保険の必要性
  5.2 情報の非対称性の問題:逆選択問題とモラル・ハザード問題
  5.3 医療保険と逆選択の問題
  5.4 国民皆保険のメリットとデメリット
  5.5 医療保険とモラル・ハザードの問題
  5.6 医療保険におけるモラル・ハザードへの対応
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第6講 供給者誘発需要と情報の非対称性
  6.1 供給者誘発需要の背景
  6.2 誘発需要の基本モデル
  6.3 実証研究
  補論 誘発需要の代表的なモデル
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第7講 医療提供体制:医療サービスの供給のしくみ
  7.1 医療の機能分化
  7.2 医療の機能分化の実際
  7.3 病院の分類
  7.4 病床の区分
  7.5 開設主体別にみた病院の分類
  7.6 公と私による医療提供体制
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第8講 医療における競争と規制
  8.1 医療制度の必要性
  8.2 診療報酬制度
  8.3 日本の包括支払い方式の診療報酬制度:DPC/PDPS
  8.4 医療提供の制度
  8.5 混合診療の禁止
  8.6 非営利原則
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第9講 薬価基準制度と医薬品産業
  9.1 医薬品の流通
  9.2 薬価基準制度のしくみ
  9.3 薬価基準制度と医薬品関連産業
  9.4 ジェネリック医薬品の普及拡大
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第10講 経済格差と健康・医療の経済分析
  10.1 はじめに:健康と所得の因果関係について
  10.2 健康格差と経済(所得)格差問題の基礎理論
  10.3 実証研究のアプローチ法
  10.4 実証分析の具体例
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第11講 健康投資,健康支出,マクロ経済パフォーマンス
  11.1 はじめに
  11.2 健康資本投資研究の展開
  11.3 グロスマン・モデルのスケッチ
  11.4 健康・医療支出や健康資本の考慮
  11.5 実証分析の具体例
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第12講 医師の労働市場と医師不足の問題
  12.1 労働市場における医師不足問題
  12.2 統計からみる医師不足の現状
  12.3 臨床研修医制度と医師の地域偏在
  12.4 医師不足問題のさらなる経済学的検討
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第13講 医療データの特徴とその分析
  13.1 厚生労働省が公表する統計
  13.2 医療におけるミクロ(個票)データ
  13.3 ミクロデータの分析方法
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第14講 主要国の医療環境とTPP
  14.1 世界の医療保障制度の類型
  14.2 社会保険方式:ドイツ・フランス
  14.3 国民保健サービス方式:英国
  14.4 私的(民間)保険方式:米国
  14.5 自由貿易協定と医療
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第15講 不確実な将来と向き合う:医療制度をどう改革するか
  15.1 はじめに
  15.2 新旧の医療制度改革の論点:鴇田(2001)と小塩ほか(2014)
  15.3 国保と高齢者をどうするか
  15.4 人口動態の確認
  15.5 賦課方式一辺倒を脱却した医療制度の姿
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索引