数理科学 2012年2月号

数理科学 2012年2月号 No.584

古典のススメ[物理編]

新しい発想のヒントを探る
定価:
1,047
(本体:952円+税)

発行月:2012年2月

JAN:4910054690224

在庫:品切れ

内容詳細

学問を創始した偉大なる先人たちは徹底的に物事を考えた末に,現代の学問体系の礎を築き上げたのではないかと思います.こうした先人たちがまとめ上げた著作,いわば古典は現代物理の源でもあり,誰にとっても共通の言葉が豊富に内蔵されています.それは常に現代と交響している,と言ってもよいかと思います.本特集では,現代の学生事情に鑑みるのみならず,前線の研究においても,その解決や方向性を示してくれる道を古典から改めて再確認し,そこに隠された新しい発想のヒントなどを探っていきます.

表紙CGコメント

目次

特集

  • 古典を読もう
    江沢 洋
  • 今,力学から何を学ぶか
    高木隆司
  • 解析力学
    ~ ハミルトン・ヤコビ理論の起源をたずねて ~
    中根美知代
  • J.C.Maxwell
    ~ 電磁場の動力学 ~
    江沢 洋
  • アインシュタインと非平衡統計力学
    ~ 1905年のブラウン運動の論文をめぐって ~
    田崎晴明
  • 特殊相対論
    ~ 時間の性質 ~
    岡村 浩
  • 一般相対性理論の量子論
    二宮正夫
  • Heisenberg
    ~ 行列力学のはじまり ~
    江沢 洋
  • 現代に至るまでの量子力学
    平野琢也

書評

  • 50のキーワードで読み解く経済学教室
    ~ 社会経済物理学とは何か? ~
    藤江 遼
  • ベーテ仮説と組合せ論
    中屋敷厚
  • 共形場理論
    ~ 現代数理物理の基礎として ~
    白石潤一

「数理科学」は語る

  • 1982年2月号
    宇敷重広

連載

  • 情報幾何の新展開 12
    ~ 統計的推論の高次漸近理論(1) ~
    甘利俊一
  • 科学と社会 3
    ~ 科学は明治維新前後の日本でどのようなものであると考えられたか ~
    岡本拓司

サポート情報

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