株式会社サイエンス社 株式会社新世社 株式会社数理工学社
ホーム 会社案内 社員募集 ご意見・ご感想 リンク 当サイトの利用  



SGCライブラリ 93

臨時別冊・数理科学2012年9月
「超弦理論の応用」
〜 物理諸分野でのAdS/CFT双対性の使い方 〜

夏梅 誠(高エネルギー加速器研究機構) 著

定価:2,695円(本体2,495円+税)
発行:サイエンス社
発行日:2012-09-25
JAN 4910054700923 / B5判/216頁


<内容詳細>
超弦理論から生まれ,今や一般相対論,原子核物理,物性物理,非平衡統計力学などの関わる「現実世界」を解析するうえでも強力な方法になりつつあるAdS/CFT双対性の「応用」について大学院生や他分野の研究者向けに解説.著者が行った集中講義がもとになっており,初学者でも学びやすいような工夫がなされている.時宜をとらえた得難い一冊.

<目次>
第1章 はじめに
  1.1 AdS/CFTのあらまし
  1.2 AdS/CFTの応用
  1.3 本書の構成
  1.4 規約について
  1.5 教科書について

第2章 一般相対論とブラックホール
  2.1 粒子の作用
  2.2 アインシュタイン方程式とシュワルツシルド計量
  2.3 シュワルツシルド・ブラックホールの物理
  2.4 クルスカル座標
  2.5 補遺:一般相対論のおさらい

第3章 ブラックホールと熱力学
  3.1 ブラックホールと熱力学
  3.2 アナロジーから熱力学へ
  3.3 そのほかのブラックホール

第4章 強い相互作用とゲージ理論
  4.1 強い相互作用とQCD
  4.2 ラージNcゲージ理論

第5章 AdS/CFTへと至る道のり
  5.1 超弦理論前史
  5.2 統一理論としての弦理論
  5.3 強い相互作用としての超弦理論の再検討
  5.4 DブレーンとAdS/CFT

第6章 AdS時空
  6.1 定曲率時空
  6.2 AdS時空での粒子の運動
  6.3 AdS/CFTでの解釈について

第7章 AdS/CFT−平衡系の場合
  7.1 AdSブラックホール
  7.2 AdSブラックホールの熱力学量
  7.3 球形のホライズンをもつAdSブラックホール
  7.4 補遺:AdSブラックホールの熱力学量の計算

第8章 AdS/CFT―プローブを加えた場合
  8.1 ウィルソン・ループの初歩
  8.2 AdS/CFTでのウィルソン・ループ:直観的理解
  8.3 ストリングの作用
  8.4 AdS/CFTでのウィルソン・ループ:具体計算

第9章 非平衡系への導入
  9.1 線形応答理論
  9.2 熱力学のおさらい
  9.3 流体力学

第10章 AdS/CFT―非平衡系の場合
  10.1 GKP―ウィッテン関係式
  10.2 簡単な例
  10.3 そのほかのAdS時空

第11章 クォーク・グルーオン・プラズマへの応用
  11.1 ラージNcプラズマの粘性率
  11.2 QGP実験との比較
  11.3 関連する話題
  11.4 補遺:テンソルモードの作用導出の詳細
  11.5 補遺:ベクトルモードの計算

第12章 相転移の初歩
  12.1 相転移
  12.2 超伝導

第13章 AdS/CFT―相転移
  13.1 なぜAdS/CFTでの相転移を調べるのか
  13.2 1次相転移:ホーキング―ページ転移
  13.3 2次相転移:ホログラフィック超伝導

参考文献

索引