法医学ノート

書影

サイエンス叢書  2

法医学ノート

定価:
2,136
(本体:1,942円+税)

発行日:1978年9月1日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-0070-4

サイズ:並製B6

ページ数:328ページ

在庫:品切れ

内容詳細

法医経験豊富な著者が,交通事故やアルコール中毒など我々の身近にひそむ出来事や,最近話題の LSD,大麻などを中心に,最新の法医学をソフトな筆致で概観する.

目次

1 死をめぐる法医学
1-1 「死の定義」論争の結末
1-2 死の宣告
1-3 仮死と仮生
1-4 死の徴候
1-5 死体の分解
1-6 特殊な死体現象
2 死亡時刻の推定
2-1 死亡時刻の法的問題点
2-2 死亡時刻の判定法
2-3 それ以外の現象
3 生体反応
3-1 生体反応の役割り
3-2 全身性の生体反応
3-3 局所の生体反応
4 外傷
4-1 外傷の多様性
4-2 外力の人体への作用機序
4-3 外力作用の生体におよぼす効果
4-4 鈍体作用
4-5 鋭器による傷
4-6 骨折
4-7 頭蓋内損傷
4-8 その他の損傷
5 交通事故と法医学
5-1 ブレーキと停止距離 交通事故の生理学
5-2 剖検所見 歩行者の交通事故
6 窒息
6-1 窒息の概観
6-2 縊死
6-3 絞頸
6-4 扼頸
6-5 その他の窒息死
7 溺死
7-1 水死体の意味
7-2 溺死と皮膚反射
7-3 溺死の症状と剖検所見
7-4 溺死の確認
7-5 その他の水中事故
7-6 水中の死体変化
8 射創
8-1 発砲のメカニズム
8-2 弾丸の生体障害のメカニズム
8-3 射創の観察
8-4 その他の問題点
9 電気の障害作用
9-1 日常生活に使われる電流の障害
9-2 高圧電流による障害
10 高温による障害
10-1 全身への熱作用
10-2 焼死体について
10-3 特殊な火傷死
11 凍死
12 飢餓死
13 嬰児殺し
13-1 犯罪としての特徴
13-2 嬰児殺しの検査事項
13-3 肺浮遊試験
13-4 死因の分析
13-5 新生児の特徴
14 アルコール中毒
14-1 飲酒の習慣
14-2 生体内のアルコールの消長
14-3 血中アルコール濃度曲線
14-4 アルコールの作用
14-5 アルコール検査
15 中毒
15-1 中毒の歴史
15-2 中毒検査の手順
15-3 覚醒アミン ヒロポン
15-4 亜片
15-5 大麻
15-6 LSD リゼルグ酸ジエチラミッド
15-7 シンナー遊び 有機溶媒への依存性
15-8 睡眠剤中毒
15-9 有機燐剤
15-10 青酸
15-11 一酸化炭素中毒
16 自然死をめぐって
16-1 他殺か病死か
16-2 自然死と医療 感染症
16-3 自然死と医療 心臓血管系の疾患
16-4 自然死と医療 腫瘍
16-5 病気と外因
16-6 乳幼児の自然死
16-7 医療事故
17 個人識別
17-1 指紋
17-2 歯からの個人識別
17-3 骨からの個人識別
17-4 歯からの年齢推定
18 採証学的検査─物体検査
18-1 血痕
18-2 精液検査法

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