コンパイラ・コンパイラ

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Information & Computing  52

マイクロコンピュータのための

コンパイラ・コンパイラ

コンパイラ自動生成にむけて
定価:
4,180
(本体:3,800円+税)
難易度:上級

発行日:1991年2月1日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-0607-2

サイズ:並製A5

ページ数:432ページ

在庫:品切れ

内容詳細

コンパイラを生成するプログラムであるコンパイラ・コンパイラ(Coco:Modula-2で記述されたマイコン用)について,その構造と技法を解説.特に,自動エラー回復機能を備えた表駆動方式降下型構文解析と,L属性文法を用いた意味解析の記述とに注意を払っている.

目次

1 入門と概観
1-1 コンパイラとコンパイラ・コンパイラ
1-2 コンパイラの静的構造
1-3 コンパイラの動的構造
1-4 この本の構成
2 構文
2-1 形式言語論理からの基礎概念
2-2 LL(1)文法と構文解析
2-3 下降グラフ
2-4 Gコード
2-5 Gコードによる構文解析
2-6 エラー処理
3 意味
3-1 意味操作
3-2 属性
3-3 文脈条件
3-4 属性文法
3-5 L属性文法
3-6 意味的インタフェースの実現
4 さまざまなコンパイラ・コンパイラ
4-1 YACC−Yet Another Compiler-Compiler
4-2 HLP84−Helsinki Language Processor
4-3 GAG−Generator Based on Attributed Grammars
4-4 MUG−Modularer Übersetzer-Generator
4-5 Coco−Compiler-Compiler
4-6 まとめ
5 コンパイラ記述言語Cocol
5-1 字句構造
5-2 構文記述言語としてのCocol
5-3 意味記述言語としてのCocol
6 コンパイラ・コンパイラCoco
6-1 特徴
6-2 生成されるコンパイラの成分
6-3 生成されるコンパイラの働き
6-4 生成されるコンパイラのインタフェース
6-5 複数パス・コンパイラの生成
7 実現
7-1 概観
7-2 記号リストの構造
7-3 下降グラフの構造
7-4 記号集合の収集
7-5 文法テスト
7-6 構文解析表の生成
7-7 構文解析ルチンの生成
7-8 意味評価ルチンの生成
8 応用
8-1 コンパイラ構築における応用
8-2 ソフトウェア工学における応用
8-3 Cocoの実行の結果
9 Cocoに関する経験
9-1 計測の基盤
9-2 Cocoについての計測
9-3 生成されたコンパイラについての計測
9-4 一般的経験
10 付録
10-1 Adeleの定義
10-2 Modula-2とPascal
10-3 Cocolの構文
10-4 Gコード
10-5 モジュール間相互参照リスト
10-6 プログラムリスト

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