建築計画・都市計画の数学

書影

工学のための数学  A-5

建築計画・都市計画の数学

規模と安全の数理
定価:
2,970
(本体:2,700円+税)
難易度:中級

発行日:2006年1月25日

発行:数理工学社

ISBN:978-4-901683-32-6

サイズ:上製A5

ページ数:248ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

直感や経験に依存せず,適切な建築と都市を造るための方法論を詳解.また,普遍的に成立する建築と都市の適切な規模と安全計画に必要な論理が修得できるよう配慮し,特に数理的部分は式変形を含めて丁寧に解説した.

目次

第1部 施設計画の数理
第1章 規模論
1.1 科学的方法論の第一歩としての規模論
1.2 規模論の概要
1.3 施設の利用者到着とサービス現象の解析
1.4 到着・サービスシステムの解析
1.5 総費用最小化からみた規模計画

第2章 施設の利用行動
2.1 利用行動の変動要因
2.2 グラビティモデル
2.3 ハフモデル
2.4 ウィルソンモデル
2.5 ロジットモデル

第3章 地域人口
3.1 地域人口
3.2 外挿法
3.3 コホートモデル
3.4 ローリーモデル

第4章 施設整備論
4.1 施設整備問題
4.2 地域施設の整備過程
4.3 地域施設整備過程の最適化
4.4 最適整備過程の性質と計画可能性
  第1部の問題

第2部 安全計画のための確率論的現象解析
第5章 火災拡大の確率モデル
5.1 火災フェイズ
5.2 火災フェイズの状態遷移モデル
5.3 火災進展の確率的尺度
5.4 確率モデルのパラメータ推定
5.5 火災拡大の時間的変化
5.6 各構造タイプによる火災拡大の差
5.7 避難と人名危険度

第6章 類焼の確率モデル
6.1 類焼過程
6.2 類焼確率関数の数理的導出
6.3 最終類焼確率関数の計測例とその性質

第7章 地震時出火の確率モデル
7.1 地震時出火の経験法則
7.2 現象の確率論的定式化
7.3 倒壊率-出火率関係式の導出
7.4 河角式の導出
7.5 各出火率-倒壊率関係式の特徴
  第2部の問題

第3部 建築・都市安全計画の最適化
第8章 重要度係数の最適化
8.1 重要度係数の概念枠組み
8.2 総効用最大化原理
8.3 効用に関する具合的な値
8.4 総効用最大化原理の展開
8.5 費用に関する具体的な値
8.6 重要度係数の最適解
8.7 総効用最大化原理の意味と限界

第9章 都市防災の最適化
9.1 都市防災計画の状況
9.2 防災計画の一般的特徴と評価の問題
9.3 2つの集合の比較評価の方法
9.4 防災計画における最適化
  第3部の問題

問題略解

参考文献

索引


サポート情報

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