数理科学 2013年12月号

数理科学 2013年12月号 No.606

物理学における存在とは

定価:
1,047
(本体:952円+税)

発行月:2013年12月

JAN:4910054691238

在庫:品切れ

内容詳細

物理学の中には“○○の存在”や“△△の存在の予言”といった“存在”をキーワードにした理論や予想があります.“存在を示す”ことが研究の最前線で重要になるのみならず,“存在についてその意味を考える”ことが学習において重要になります.また,場合によっては“定義する”ことによって“存在させる”こともあるかと思います.本特集では物理学における“存在”をテーマとして,その重要性や問題意識などを探っていきます.

表紙CGコメント

目次

特集

  • 物理学での存在とは
    佐藤文隆
  • 時空
    ~ 実在か戦略か? ~
    小玉英雄
  • 波動関数は実在するか
    ~ 物質的存在ではない.二つの世界をつなぐ窓口である ~
    谷村省吾
  • 量子光学における真空状態
    古澤 明
  • 電荷
    ~ 物理学の王様 ~
    青木健一
  • 準粒子
    川上則雄
  • 確率と存在
    ~ 世界を切り分ける方法こそが重要である ~
    伊庭幸人
  • 物理学にとって,無限大とは何だろうか?
    細谷暁夫

書評

  • 明解 量子宇宙論入門
    横山順一
  • フレーゲ・デデキント・ペアノを読む
    ~ 現代における自然数論の成立 ~
    八杉滿利子
  • 多変数解析関数論
    ~ 学部生へおくる岡の連接定理 ~
    難波 誠
  • 無限量子系の物理と数理
    尾畑伸明

リレー連載

  • 数学的な感覚の探求 13
    ~ 自明でない最初の場合を考える ~
    中村 郁

連載

  • 大学院入試問題からみた大学の数学 10
    ~ 微積分3 ~
    海老原 円 , 太田雅人
  • 科学と社会 17
    ~ 量子力学が意味したもの(2) ~
    岡本拓司

サポート情報

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