第1章 序:クォーク・ハドロン多体系の物理学概観
1.1 原子の有核構造
1.2 原子核を結合させている力と湯川理論
1.3 ハドロン共鳴の発見とクォーク
1.4 クォークの理論の発展:量子色力学
1.5 物質と真空の相互規定性
1.6 南部の「対称性の自発的破れ」の理論:「真空」と物質の新しい見方
第2章 場の解析力学と量子場の変換則
2.1 変分原理とオイラー-ラグランジュ方程式
2.2 自由場の場合
2.3 変換と保存カレント
2.4 ゲルマン-レヴィの方法
2.5 スカラー場の簡単な例
2.6 ディラック場の基本事項
2.7 カイラル対称性
第3章 QCDの基本的性質
3.1 ラグランジアン:漸近自由性と「閉じ込め」
3.2 カイラル対称性
3.3 カイラル対称性の自発的破れと南部-ゴールドストーンボソン
3.4 軸性異常
第4章 軸性異常項を含む線型シグマ模型
4.1 SU(3)_L○SU(3)_R-線型シグマ模型
4.2 真空の決定:古典近似
4.3 中間子スペクトラム
4.4 部分的に保存される軸性カレント
4.5 スカラー中間子のスペクトル
第5章 QCDのカイラル有効模型としてのNJL模型
5.1 NJL模型の基礎
5.2 2フレーバーの場合
5.3 軸性異常項を含む3フレーバーの場合
5.4 η-η'系のスペクトルと混合角
5.5 重粒子に関係する興味ある物理量:カイラルクォーク模型
5.6 スカラー中間子をめぐって
5.7 6クォーク相互作用とHダイバリオン
第6章 有限温度・密度の場合
6.1 はじめに
6.2 有限温度の場の理論入門
6.3 相図の決定:熱力学ポテンシャルとギャップ方程式
6.4 ファインマン-ヘルマンの定理を用いた議論
6.5 有限バリオン密度の場合
6.6 ハドロニックモード
6.7 有限温度・密度での低エネルギー定理
6.8 QCD相転移のソフトモード:クォーク・グルーオンプラズマ中のハドロン励起
第7章 クォーク数感受率と密度ゆらぎ
7.1 有限密度・有限温度でのカイラル相転移と密度ゆらぎ
7.2 感受率と相関関数
7.3 クォーク数感受率
7.4 自由クォーク気体の場合
7.5 カイラル相転移がある場合:NJL模型による考察
7.6 まとめ
おわりに
付録A 非一様物質への相転移:核物質中のπ中間子凝縮を例題として
A.1 はじめに
A.2 2核子系の状態分類
A.3 パイ中間子交換力と核物理学の基礎
A.4 パイ中間子凝縮とテンソル力
A.5 模型ハミルトニアン
A.6 π^0凝縮の臨界条件
A.7 パイ凝縮の前駆的集団モードとそのソフト化
A.8 現実的重粒子間力を用いることの必要性
参考文献
索引
1.1 原子の有核構造
1.2 原子核を結合させている力と湯川理論
1.3 ハドロン共鳴の発見とクォーク
1.4 クォークの理論の発展:量子色力学
1.5 物質と真空の相互規定性
1.6 南部の「対称性の自発的破れ」の理論:「真空」と物質の新しい見方
第2章 場の解析力学と量子場の変換則
2.1 変分原理とオイラー-ラグランジュ方程式
2.2 自由場の場合
2.3 変換と保存カレント
2.4 ゲルマン-レヴィの方法
2.5 スカラー場の簡単な例
2.6 ディラック場の基本事項
2.7 カイラル対称性
第3章 QCDの基本的性質
3.1 ラグランジアン:漸近自由性と「閉じ込め」
3.2 カイラル対称性
3.3 カイラル対称性の自発的破れと南部-ゴールドストーンボソン
3.4 軸性異常
第4章 軸性異常項を含む線型シグマ模型
4.1 SU(3)_L○SU(3)_R-線型シグマ模型
4.2 真空の決定:古典近似
4.3 中間子スペクトラム
4.4 部分的に保存される軸性カレント
4.5 スカラー中間子のスペクトル
第5章 QCDのカイラル有効模型としてのNJL模型
5.1 NJL模型の基礎
5.2 2フレーバーの場合
5.3 軸性異常項を含む3フレーバーの場合
5.4 η-η'系のスペクトルと混合角
5.5 重粒子に関係する興味ある物理量:カイラルクォーク模型
5.6 スカラー中間子をめぐって
5.7 6クォーク相互作用とHダイバリオン
第6章 有限温度・密度の場合
6.1 はじめに
6.2 有限温度の場の理論入門
6.3 相図の決定:熱力学ポテンシャルとギャップ方程式
6.4 ファインマン-ヘルマンの定理を用いた議論
6.5 有限バリオン密度の場合
6.6 ハドロニックモード
6.7 有限温度・密度での低エネルギー定理
6.8 QCD相転移のソフトモード:クォーク・グルーオンプラズマ中のハドロン励起
第7章 クォーク数感受率と密度ゆらぎ
7.1 有限密度・有限温度でのカイラル相転移と密度ゆらぎ
7.2 感受率と相関関数
7.3 クォーク数感受率
7.4 自由クォーク気体の場合
7.5 カイラル相転移がある場合:NJL模型による考察
7.6 まとめ
おわりに
付録A 非一様物質への相転移:核物質中のπ中間子凝縮を例題として
A.1 はじめに
A.2 2核子系の状態分類
A.3 パイ中間子交換力と核物理学の基礎
A.4 パイ中間子凝縮とテンソル力
A.5 模型ハミルトニアン
A.6 π^0凝縮の臨界条件
A.7 パイ凝縮の前駆的集団モードとそのソフト化
A.8 現実的重粒子間力を用いることの必要性
参考文献
索引