記憶のしくみI〔第2版〕

書影

心理学叢書  12

記憶のしくみI〔第2版〕

認知心理学的アプローチ
定価:
2,860
(本体:2,600円+税)

発行日:1982年11月1日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-0034-6

サイズ:並製B6

ページ数:352ページ

在庫:品切れ

内容詳細

人間の記憶を,高度な情報処理システムとして考え,全的な把握をめざした野心的な労作.感覚的記憶,パターン認知,注意を含む知覚のトピックスから始め,短期記憶に及び,さらに長期記憶に関係したトピックスでしめくくるという壮大な構想は,斯学専門家はもとより,隣接諸領域の学徒にも極めて示唆に富む内容となっている.

目次

1 序論
2 人間の情報処理システム
2-1 システムとその要素
2-2 二重構造説−2つの構造かそれとも1つの構造か
2-3 処理水準説
3 感覚登録器
3-1 視覚登録器
3-2 聴覚登録器
4 パターン認知と注意
4-1 パターン認知
4-2 記憶コードと認知
4-3 比較過程−系列的か,並列的か
4-4 認知の相互作用モデル
4-5 注意
5 短期記憶−言語的貯蔵システムと作動記憶
5-1 仕事台アナロジー
5-2 STMにおける貯蔵
5-3 STMからの検索
5-4 STMにおけるコード化−情報の型
5-5 作動記憶
5-6 意識とSTM
6 短期記憶−忘却
6-1 忘却の理論
6-2 妨害課題
6-3 プローブ実験
6-4 妨害課題の改訂版
6-5 忘却の所在−貯蔵のロスか,それとも検索の失敗か
7 短期記憶における視覚的コード
7-1 視覚的コードの証拠
7-2 STMにおける視覚的コード化の特性
7-3 心的イメージは心の中の絵のようなものか

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