江戸の本草

書影

ライブラリ科学史  6

江戸の本草

薬物学と博物学
定価:
2,750
(本体:2,500円+税)

発行日:1984年8月1日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-0369-9

サイズ:上製B6

ページ数:256ページ

在庫:品切れ

内容詳細

本草とは生薬やその自然物の形態,製薬法,処方,薬効,薬理などあらゆることを記載する学問である.西洋医学の浸透する前の漢法,和法の基であった本草学の消長と各学問分野への発展,貢献が江戸時代を中心に語られる.

目次

1 忘れ去られた本草
2 本草の由来
2-1 本草の始まり
2-2 宋の本草
3 日本の本草
3-1 日本での本草の創始
3-2 平安時代前期の本草
3-3 平安時代後期の本草
3-4 鎌倉時代以後の本草
4 江戸の本草の始まり
4-1 中国本草の舶来
4-2 本草の自立
5 本草の興隆と自立
5-1 博物学への道 「大和本草」
5-2 博物学的本草の主流
6 国産開発と本草家
6-1 薬園の設立と採薬
6-2 人参の栽培
7 漢方医学と本草
7-1 中国と日本のちがい
7-2 医療と結びついた本草
7-3 江戸後期への流れ
8 江戸の園芸
8-1 園芸の発達
8-2 江戸時代の園芸書
9 西洋本草の渡来
9-1 最初の西洋本草書
9-2 平賀源内と本草
10 蘭学時代初期の西洋本草
10-1 アールドゲワッセン
10-2 大槻玄沢と木村孔恭
11 本草から西欧流薬物学へ
11-1 蘭学時代初期に現れた薬物書
11-2 宇田川一門の薬物学
12 本草から生物学へ
12-1 西欧生物学の受容
12-2 生物学の自立
12-3 日本植物図譜の出現
13 本草の消滅 江戸から明治へ
13-1 博物学的本草の行方
13-2 医薬的本草の行方

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