視覚情報処理モデル入門

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CognitiveScience&InformationProcessing  8

視覚情報処理モデル入門

計算論的アプローチ
定価:
2,420
(本体:2,200円+税)

発行日:1989年10月1日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-0559-4

サイズ:上製A5

ページ数:192ページ

在庫:品切れ

内容詳細

視覚研究に計算論的アプローチを導入し,新パラダイムを設定したD.マーの成果をもとに,より認知的な考察を加えた最新研究.低次レベルにおける視覚のアルゴリズムを構成して,1つのモデルを提出し,そのモデルの解説を通して視覚情報処理における諸問題を検討している.またより高次レベルとの関連についても言及した.視覚のメカニズムを研究する多方面の読者に有益な示唆を含む.

目次

1 はじめに
1-1 視覚処理出力必要条件
1-2 原始スケッチへの入力の制約条件
1-3 2次元
1-4 表現の性質
1-5 まとめ
1-6 第1の問題
2 原始スケッチのモデル
2-1 空間フィルター
2-2 MIRAGEアルゴリズム
2-3 MIRAGEに関する証拠
2-4 まとめ
2-5 第2の問題
3 測定,計量,歪み
3-1 画像の属性の測定
3-2 エッジの位置の歪み
3-3 「現象的現象」とMIRAGE
3-4 まとめ
3-5 第3の問題
4 群化による空間的位置の計算
4-1 絶対的表現を通して伝播する誤差
4-2 群化
4-3 MIRAGEと群化
4-4 ダイナミックMIRAGE
4-5 まとめ
4-6 第4の問題
5 原始スケッチ処理の制御
5-1 群化とテクスチャー
5-2 自動処理の時系列
5-3 自動処理に関する心理実験
5-4 計画的介在による制御
5-5 まとめ
5-6 第5の問題
6 概論:能動的処理過程としての低次視覚
6-1 3つの新しい議論
6-2 原始スケッチに対するアナロジー
6-3 低次視覚と認知との関係
6-4 結論:本書の論理

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