ひきこもり

書影

ライブラリ思春期の“こころのSOS”  7

ひきこもり

「対話する関係」をとり戻すために
定価:
1,430
(本体:1,300円+税)
難易度:入門

発行日:1996年7月1日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-0809-0

サイズ:並製四六

ページ数:224ページ

在庫:品切れ

内容詳細

学校という場に限らず増えつつある,ひきこもり.その原点には,「人との関わり方」に関する深刻な問題があるという視点に立つ著者が,実情や,周囲の人に求められる援助,ひきこもりから巣立つまでの心の成長について,実際の臨床の場面をふまえて伝えてゆく.

目次

1 ひきこもりQ&A
1-1 ひきこもりとは,どのような現象ですか.
1-2 どのようなことがひきこもりの契機になるのでしょうか.
1-3 ひきこもりは病気なのでしょうか.
1-4 ひきこもる子どもに共通する傾向というのはあるのでしょうか.
1-5 しばしば昼夜が逆転しますが,これはどのように理解したらよいのでしょうか.
1-6 思春期のひきこもりは,幼少期の登園拒否などと関係があるのでしょうか.
1-7 これまで,ひきこもってほとんど学校にいっていなかった子どもが,大学に入学して学生生活を送ることは可能なのでしょうか.
1-8 ひきこもっている間,子どもはどのような心理状態なのでしょうか.
1-9 子どもがひきこもり始めた頃,親や学校の先生はどのように対応したらよいでしょうか.
1-10 ひきこもりが長期化することはあるのでしょうか.それはどんな場合で,どのような問題が生じるでしょうか.
1-11 自殺の心配はないでしょうか.もしあるとしたら,周囲の人はどのようなことに気をつけ,対応したらよいでしょうか.
1-12 ひきこもっている間に育まれるものはあるのでしょうか.
1-13 障害をもつ子どもがひきこもることは,あるのでしょうか.
1-14 子どもがひきこもっています.他のきょうだいへの影響が心配なのですが,どのような点に注意したらよいのでしょうか.
1-15 相談機関をどのように活用したらよいのでしょうか.
1-16 ひきこもる子どもは,今後増えていくのでしょうか.
2 ひきこもりをどう考えるか
2-1 子どもを守るひきこもり?
2-2 関係性の障害としてのひきこもり 「対話する関係」の喪失
2-3 乳幼児心理臨床の観点から
2-4 ひきこもりからの巣立ち
2-5 関係性の修復をあきらめない 本質を見る目をもつこと

サポート情報

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