オブジェクト指向データベース

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Information & Computing  96

オブジェクト指向データベース

定価:
3,080
(本体:2,800円+税)

発行日:1998年6月1日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-0854-0

サイズ:並製A5

ページ数:328ページ

在庫:品切れ

内容詳細

オブジェクト指向データベースをこれから使うエンジニアに,意味データモデルから出発し関係データベースや関数データベースと比較しながら,オブジェクト指向の考え方や機能と現状を広く理解できるよう紹介.

目次

1 意味データモデリング
1-1 はじめに
1-2 拡張実体関連モデル
1-2-1 実体と属性
1-2-2 関連
1-2-3 EERモデルの図式表現
1-2-4 もっと複雑な関連
1-2-5 実装への写像
1-3 関係データモデル
1-3-1 EERモデルの変換
1-4 関係スキーマの正規化
1-4-1 関数従属性
1-4-2 第2正規形
1-4-3 第3正規形
1-4-4 ボイス-コッドの正規形
1-4-5 多値従属性と第4正規形
1-4-6 正規化の限界
1-5 関係データベース設計法
1-6 データベースの整合性
1-6-1 領域整合性
1-6-2 関係内整合性
1-6-3 参照整合性
1-7 意味データモデルRM/T
1-8 関数データモデル
1-8-1 関数モデルでの部分型の表現
1-9 まとめ
1-10 参考文献
2 オブジェクト指向システムの原理
2-1 ソフトウェア工学とデータベース
2-2 データベースのライフサイクル
2-2-1 要求分析
2-2-2 応用ソフトウェアのデータのモデル化と設計
2-2-3 実装
2-2-4 検査
2-2-5 保守
2-3 オブジェクト指向システム
2-3-1 スキーマ進化と再利用性
2-3-2 同時実行性
2-3-3 正しさ
2-3-4 永続性
2-4 データ抽象
2-4-1 抽象データ型の形式仕様
2-4-2 データ抽象と強い型付け
2-4-3 クラスによる抽象データ型の実装
2-5 継承
2-5-1 拡張性のための継承
2-5-2 継承と多相性
2-5-3 継承と動的束縛
2-6 まとめ
2-7 参考文献
3 オブジェクト指向データモデリング
3-1 基本概念
3-2 オブジェクト指向システム分析
3-2-1 オブジェクトの識別
3-2-2 操作の識別
3-3 オブジェクト指向抽象
3-3-1 クラス化/インスタンス化
3-3-2 識別
3-3-3 集約
3-3-4 汎化
3-4 継承の役割
3-5 オブジェクト指向システムでの完全性制御
3-5-1 制約
3-5-2 トリガー
3-6 事例研究
3-6-1 事例研究1:医学研究グループ
3-6-2 事例研究2:病院データベース
3-7 オブジェクト指向データモデルと関係データモデルの比較
3-7-1 データ型
3-7-2 データ完全性
3-7-3 スキーマ進化
3-8 まとめ
3-9 参考文献
4 クラスと継承
4-1 導入
4-2 Smalltalk
4-2-1 メッセージ
4-2-2 コレクション
4-2-3 smalltalk環境
4-3 C++
4-3-1 C++の継承
4-3-2 C++における多相性と動的な束縛
4-3-3 ODE:C++のデータベース拡張
4-4 Eiffel
4-4-1 Eiffelの汎化
4-4-2 Eiffelの継承
4-5 Vbase
4-5-1 Vbaseのクラスと継承
4-6 まとめ
4-7 参考文献
5 オブジェクト指向問合せ処理
5-1 導入
5-2 SQLの概要
5-2-1 取り出し操作
5-2-2 更新操作
5-3 関数データ操作
5-4 オブジェクト指向データ操作
5-4-1 オブジェクト指向SQL
5-4-2 O2データベースプログラム言語
5-5 まとめ
5-6 参考文献
6 永続性
6-1 導入
6-2 データベースプログラム言語での永続性
6-2-1 Pascal/Rの永続性
6-2-2 PS-algolの永続性
6-3 オブジェクト指向システムの永続性
6-3-1 オブジェクトの一意性
6-3-2 オブジェクトの識別性の実装
6-4 永続性のモデル
6-4-1 GemStoneでの永続性
6-4-2 ODEの永続性
6-4-3 永続性の他の方法
6-5 まとめ
6-6 参考文献
7 オブジェクト指向の同時実行,復旧,そして分散
7-1 導入
7-2 データベーストランザクション
7-2-1 読み出し施錠と書き込み施錠
7-2-2 すくみ
7-2-3 直列化可能性と2相手続き
7-2-4 施錠の粒度
7-3 楽観的順序決め
7-4 時刻印
7-5 オブジェクト指向システムの並行処理
7-5-1 GemStoneでの同時実行
7-5-2 オブジェクトを元にした同時実行制御に対する直列化可能でない方法
7-6 復旧
7-6-1 バックアップ複製とスナップショット
7-6-2 ログファイル
7-6-3 矛盾した状態からの復旧
7-6-4 複製ページ
7-6-5 楽観的方法での復旧
7-7 分散データベース
7-7-1 基礎
7-7-2 異種分散データベース
7-8 まとめ
7-9 参考文献
8 オブジェクト指向データベースの実装
8-1 導入
8-2 オブジェクトの格納の戦略
8-2-1 クラス階層に対する記憶戦略
8-2-2 ディスクからメモリへのオブジェクトの写像
8-3 クラスタ化
8-3-1 概念クラスタ化
8-3-2 実際のクラスタ化
8-4 版機能\r
8-4-1 ORIONの版機能\r
8-4-2 ODEの版機能\r
8-5 まとめ
8-6 参考文献
9 オブジェクト指向知識ベース
9-1 導入
9-2 知識表現スキーマ
9-3 構造化知識表現
9-3-1 意味ネットワーク
9-3-2 フレームをもとにした知識表現
9-4 オブジェクト指向の方法
9-4-1 FLAVORSによるオブジェクト指向プログラミング
9-4-2 知識工学環境(Knowledge Engineering Environment)
9-4-3 人工知能でのオブジェクト指向技術のほかの応用
9-5 まとめ
9-6 参考文献

サポート情報

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