集団行動の心理学

書影

セレクション社会心理学  26

集団行動の心理学

ダイナミックな社会関係のなかで
定価:
1,980
(本体:1,800円+税)
難易度:入門

発行日:2011年9月25日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-1287-5

サイズ:並製四六

ページ数:280ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

われわれは,家族,学級,職場の仲間,プロジェクトチーム,会議,地域の集まり,ボランティアグループ……など,生活の中でさまざまな集団をつくり,その中で活動をしています.このような集団が個人にどのような影響を及ぼすのかということは古くから人々の関心を集め,今なお,集団心理学,あるいはグループ・ダイナミックスを中心に研究が続けられています.本書では,近年の研究成果を踏まえ,集団の定義から,形成と発達,集団内の相互作用,生産性,意思決定・合意形成,集団間関係までをやさしく解説しました.組織運営に携わる方,ビジネス・パーソンにも役立つ一冊です.

目次

1 「集団」をとらえる―基本的枠組み
  集団のとらえ方―多様な定義
  集団のリアリティ
  グループ・ダイナミックスと集団過程のリアリティ
  もう一つの集団研究の動向―社会的アイデンティティ理論
  現在の集団研究の特徴と学際的方向

2 集団の形成と発達―集団らしさの過程
  集団社会化
  集団の発達と変容
  タックマンの集団発達モデル
  集団凝集性
  構造化
  規範の形成

3 集団内の影響過程
  マジョリティの影響―同調行動
  マイノリティの影響―変容と変革
  強制力としての社会的影響
  協力と葛藤
  社会的ジレンマ
  パーソナル・コンフリクト
  リーダーシップ
  集団効果としてのリーダーシップ論

4 集団の生産性
  集団生産性の両価性
  量は質を凌駕する?―ブレーンストーミング集団
  ディールとストローブの問題提起
  生産性の効果
  動機的ロスとゲイン
  集合効力感

5 集団の意思決定あるいは合意形成のために
  多様な集団の意思決定
  集団意思決定のプロセス
  手続き的公正―決め方の公正感
  集団の意思決定のバイアス
  集団決定の落とし穴―集団浅慮

6 集団間関係
  集団間関係とネガティブ関係
  集団間葛藤の心的機制
  集団間の軋轢、コンフリクトの解消に向けて
  カテゴリー化―認知的枠組みの変容

参考図書
引用文献

サポート情報

その他

正誤表


セレクション社会心理学 26
「集団行動の心理学」サポートページ

  • 正誤表


  • 本間道子著「集団行動の心理学」に誤りがございましたので,お詫びして訂正いたします.

    p.72 図13

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