電磁気学探求ノート

SGCライブラリ  186

電磁気学探求ノート

“重箱の隅”を掘り下げて見えてくる本質
定価:
2,915
(本体:2,650円+税)
難易度:中級

発行日:2023年9月25日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-1582-1

サイズ:並製B5

ページ数:224ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

見過されがちな論点を色々な状況設定のもとで再度考察することを通して電磁気学の神髄に迫っていく.一度学んだことを反芻して理解を深めたい読者には格好の書.

目次

第1章 クーロン則とビオ-サバール則
  1.1 状況の分類
  1.2 ベクトルの縦横分解とヘルムホルツの定理
  1.3 ケースIの場合(完全に静的な場合)
  1.4 ケースIIの場合
  1.5 「変位電流」
  1.6 半無限直線電流
  1.7 クーロン則を導く?
  1.8 コンデンサー付き無限直線電流
  1.9 極板間の磁場
  1.10 動く点電場による磁場:第0近似

第2章 ジェフィメンコの式とヘルムホルツ流マクスウェル方程式
  2.1 一般的なケース(ケースIII)
  2.2 ジェフィメンコの式
  2.3 遅延効果と変動効果
  2.4 具体例
  2.5 遅延効果付きの縦横成分
  2.6 ヘルムホルツ流マクスウェル方程式とその解

第3章 電場と磁場の変換則
  3.1 ガリレイ変換
  3.2 E'=E+v0×B?
  3.3 Σ'系での場の法則(その1)
  3.4 Eの変換則の具体例
  3.5 B'=B-v0/c2×E?
  3.6 Σ'系での場の法則(その2)
  3.7 Bの変換則の具体例
  3.8 相対論へのつながり
  3.9 電磁場の法則再訪

第4章 相対論での変換則
  4.1 相対論的時空とローレンツ変換
  4.2 相対論ミニマム
  4.3 具体例
  4.4 電荷密度はなぜ基準に依存するのか
  4.5 格子的なモデルでの電荷分布の説明
  4.6 導線内部電荷のパラドックス

第5章 点電荷による電磁場
  5.1 等速で動く点電荷による電磁場
  5.2 摂動で求める(2次の計算)
  5.3 マクスウェル方程式の解として
  5.4 応用例:動く電流による電場
  5.5 非等速の場合(摂動計算)
  5.6 厳密解
  5.7 遅延効果と変動効果(一般的なケース)
  5.8 補足:公式の比較

第6章 電磁誘導
  6.1 電磁誘導の法則とは
  6.2 棒とレールのモデル
  6.3 誘導電場による起電力
  6.4 単極誘導
  6.5 磁気双極子による電磁誘導
  6.6 起電力の変換
  6.7 電磁誘導の法則:証明1
  6.8 電磁誘導の法則:証明2
  6.9 統一的な証明

サポート情報

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