第 I 部 グローバリズムの帰結
第1章 グローバル市場社会の<文化的矛盾>(佐伯 啓思)
1 グローバル市場の問題はどこにあるのか
2 西欧近代の帰結としてのグローバリズム
3 グローバル市場とポランニー理論
4 グローバリズムの文化的次元
5 結論 ―― グローバリズムとニヒリズム
第2章 グローバリゼーションの帰結,あるいは「新しい近世」?(山下 範久)
ポランニーとブローデルによる市場の歴史社会学
1 ポランニー型の反グローバリズム論
2 ブローデルの市場論の射程
3 新しい近世?
第 II 部 市場と「信頼」
第3章 消費と信頼(松原 隆一郎)
1 二十世紀の経済と経済学
2 「自由市場 対 景気対策」という二分法が意味するもの
3 九〇年代日本経済における異変 ―― 投資の不調と消費の不安定化
4 制度と消費
5 消費不況のゆくえ
第4章 セーフティネットの罠(宮本 光晴)
市場の補間か社会の自己防衛か
1 はじめに
2 なぜセーフティネットか
3 市場型セーフティネット
4 社会の自己防衛
5 福祉資本主義
6 社会の制度とセーフティネット
7 セーフティネットと社会の制度
第5章 企業間取引と信頼(若林 直樹)
脱系列化の「新しい経済社会学」からの分析
1 脱系列化における企業間のネットワークと信頼の変動
2 組織間ネットワークに基づく市場取引の「信頼による統治」
3 組織間ネットワークにおける経済規範の「埋め込み」と信頼
4 系列における互恵的信頼と「過剰な埋め込み」
5 ネットワーク組織を支える新たな「信頼による統治」
第 III 部 市場社会のゆらぎ
第6章 「豊かさ」の中の不確実性(柴山 桂太)
「リスク社会」論の批判的検討
1 はじめに ―― 「稀少性」から「リスク」へ?
2 「産業社会」から「リスク社会」へ
3 「ポスト福祉国家」の青写真
4 シティズンシップの位置
5 「再帰的近代」仮説の検証
第7章 平等主義と責任(井上 彰)
資源平等論から制度的平等論へ
1 はじめに
2 資源の平等 ―― リベラリズムの平等論
3 アクセスの平等 ―― 分析的マルクス主義の平等論
4 小括
5 制度的平等論 ―― スキャンロンの責任論
6 制度的平等論への三つの批判
7 最後に
おわりに
第1章 グローバル市場社会の<文化的矛盾>(佐伯 啓思)
1 グローバル市場の問題はどこにあるのか
2 西欧近代の帰結としてのグローバリズム
3 グローバル市場とポランニー理論
4 グローバリズムの文化的次元
5 結論 ―― グローバリズムとニヒリズム
第2章 グローバリゼーションの帰結,あるいは「新しい近世」?(山下 範久)
ポランニーとブローデルによる市場の歴史社会学
1 ポランニー型の反グローバリズム論
2 ブローデルの市場論の射程
3 新しい近世?
第 II 部 市場と「信頼」
第3章 消費と信頼(松原 隆一郎)
1 二十世紀の経済と経済学
2 「自由市場 対 景気対策」という二分法が意味するもの
3 九〇年代日本経済における異変 ―― 投資の不調と消費の不安定化
4 制度と消費
5 消費不況のゆくえ
第4章 セーフティネットの罠(宮本 光晴)
市場の補間か社会の自己防衛か
1 はじめに
2 なぜセーフティネットか
3 市場型セーフティネット
4 社会の自己防衛
5 福祉資本主義
6 社会の制度とセーフティネット
7 セーフティネットと社会の制度
第5章 企業間取引と信頼(若林 直樹)
脱系列化の「新しい経済社会学」からの分析
1 脱系列化における企業間のネットワークと信頼の変動
2 組織間ネットワークに基づく市場取引の「信頼による統治」
3 組織間ネットワークにおける経済規範の「埋め込み」と信頼
4 系列における互恵的信頼と「過剰な埋め込み」
5 ネットワーク組織を支える新たな「信頼による統治」
第 III 部 市場社会のゆらぎ
第6章 「豊かさ」の中の不確実性(柴山 桂太)
「リスク社会」論の批判的検討
1 はじめに ―― 「稀少性」から「リスク」へ?
2 「産業社会」から「リスク社会」へ
3 「ポスト福祉国家」の青写真
4 シティズンシップの位置
5 「再帰的近代」仮説の検証
第7章 平等主義と責任(井上 彰)
資源平等論から制度的平等論へ
1 はじめに
2 資源の平等 ―― リベラリズムの平等論
3 アクセスの平等 ―― 分析的マルクス主義の平等論
4 小括
5 制度的平等論 ―― スキャンロンの責任論
6 制度的平等論への三つの批判
7 最後に
おわりに