グラフィック経営財務

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グラフィック経営学ライブラリ  8

グラフィック経営財務

定価:
2,750
(本体:2,500円+税)
難易度:入門

発行日:2019年5月25日

発行:新世社

ISBN:978-4-88384-292-6

サイズ:並製A5

ページ数:296ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

経営財務論の最新入門テキスト.左頁に本文解説,右頁に関連する図表,コラムを配置した左右見開き構成・2色刷により,初学者の親しみやすさ,理解しやすさを配慮して,広範にわたる斯学の内容を明快に解く.まず財務論を学ぶ前提知識を案内したうえで財務理論の中核的な内容を解説し,さらにデリバティブやガバナンス,フィンテック等,現代的トピックについても紹介した.

目次

第1章 経営財務の意味と役割
  1.1 経営機能
  1.2 貸借対照表の概要
  1.3 財務機能
  1.4 経営財務の役割

第2章 収益性分析
  2.1 収益性とは何か,どうやって測定するのか
  2.2 レバレッジの効果について
  2.3 ROAとは何か,どうやって測定するのか
  2.4 利幅とは何か,どうやって測定するのか
  2.5 回転とは何か,どうやって測定するのか
  2.6 おわりに

第3章 キャッシュ・フロー計算書
  3.1 キャッシュ・フロー計算書導入の背景と目的
  3.2 キャッシュ・フロー計算書に示されているもの
  3.3 キャッシュ・フロー計算書の活動区分
  3.4 キャッシュ・フロー計算書の作成方法
  3.5 キャッシュ・フロー計算書の用途
  3.6 おわりに

第4章 投資の評価方法
  4.1 現在価値法と正味現在価値法
  4.2 内部収益率法
  4.3 その他の評価方法
  4.4 企業による投資評価の状況

第5章 債券価値の評価
  5.1 債券の定義と分類
  5.2 債券価格と利回りに関わる理論
  5.3 リスクと投資家の対処

第6章 企業価値評価(バリュエーション)とは
  6.1 企業価値とは
  6.2 EV(Enterprise Value)とは
  6.3 バリュエーション

第7章 ポートフォリオ理論と資本コスト
  7.1 リスクとリターンについて
  7.2 リスクの評価方法
  7.3 ポートフォリオ理論
  7.4 資本資産評価モデル
  7.5 加重平均資本コスト(WACC)について
  7.6 株式にかかる資本コストについて

第8章 最適資本構成とは
  8.1 財務レバレッジ
  8.2 最適資本構成は存在するのか─MM理論
  8.3 ペッキング・オーダー理論と資本構成

第9章 配当政策と自社株買い
  9.1 配当政策とは何か
  9.2 配当と株価の関係
  9.3 配当政策の決定要因
  9.4 わが国上場企業にみるペイアウト政策の現状

第10章 エージェンシー理論
  10.1 エージェンシー問題
  10.2 エージェンシー理論における仮定
  10.3 情報の非対称性とエージェンシー理論
  10.4 エージェンシー・コスト
  10.5 最適資本構成とエージェンシー理論
  10.6 エージェンシー問題を解決する装置とは

第11章 コーポレート・ガバナンスと経営者報酬
  11.1 コーポレート・ガバナンスの定義
  11.2 なぜ日本でコーポレート・ガバナンス改革が行われたのか
  11.3 企業におけるコーポレート・ガバナンスの枠組み
  11.4 コーポレート・ガバナンス規制の枠組み
  11.5 経営者報酬

第12章 スチュワードシップ・コードとESG投資
  12.1 ESG投資とは
  12.2 ESGの投資戦略
  12.3 スチュワードシップ・コード
  12.4 日本版スチュワードシップ・コード
  12.5 倫理的投資,社会的責任投資(SRI)からESG投資へ
  12.6 SDGs(持続可能な開発目標)
  12.7 GPIFのPRI署名とESG
  12.8 機関投資家のエンゲージメント

第13章 デリバティブ
  13.1 デリバティブの概要
  13.2 デリバティブの例1:先渡
  13.3 デリバティブの例2:オプション
  13.4 デリバティブや原資産市場における取引の合成

第14章 フィンテックと経営財務
  14.1 はじめに
  14.2 フィンテックの成り立ちと普及
  14.3 金融と情報技術(IT)
  14.4 フィンテックの種類
  14.5 主に小規模・中小企業及びベンチャー企業を対象としたフィンテック
  14.6 まとめ

参考文献
索引

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