コンパクト 刑法各論

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コンパクト 法学ライブラリ  11

コンパクト 刑法各論

定価:
2,695
(本体:2,450円+税)
難易度:入門

発行日:2022年3月25日

発行:新世社

ISBN:978-4-88384-341-1

サイズ:上製四六

ページ数:384ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

刑法各論上の主要なテーマ・問題点について必須かつ基本となる判例・通説の考え方を示し,それを基礎として,学修者各々が自身で考察,検討して,問題解決的思考を組み上げていけるよう導く.好評既刊『コンパクト刑法総論』同様,設問を挿入して一層の理解を配慮.2色刷.

目次

I 個人的法益に対する罪(1)─生命,身体,自由,秘密・名誉,信用・業務に対する罪
第1章 生命に対する罪
  I-1-1 「人」の意義
  I-1-2 殺人罪(119条)
  I-1-3 自殺関与罪・同意殺人罪(202条)
  I-1-4 堕胎罪(212条以下)
  I-1-5 遺棄罪(217条以下)

第2章 身体に対する罪
  I-2-1 傷害罪(204条以下)
  I-2-2 暴行罪(208条)
  I-2-3 現場助勢罪(206条)
  I-2-4 同時傷害の特例(207条)
  I-2-5 凶器準備集合罪(208条の2第1項)・同結集罪(同2項)
  I-2-6 過失傷害の罪(209条,210条,211条)
  I-2-7 自動車運転死傷行為処罰法

第3章 自由に対する罪
  I-3-1 逮捕および監禁の罪(220条以下)
  I-3-2 脅迫の罪(222条以下)
  I-3-3 略取・誘拐(拐取)の罪(224条以下)
  I-3-4 性的自由に対する罪(176条以下)
  I-3-5 住居侵入等の罪(130条以下)

第4章 秘密・名誉に対する罪
  I-4-1 秘密に対する罪(133条以下)
  I-4-2 名誉に対する罪(230条以下)

第5章 信用・業務に対する罪
  I-5-1 信用毀損罪(233条)
  I-5-2 業務妨害罪(233条,234条)
  I-5-3 電子計算機損壊等業務妨害罪(234条の2)

II 個人的法益に対する罪(2)―財産に対する罪
第6章 財産犯総論
  II-6-1 個別財産に対する罪と全体財産に対する罪
  II-6-2 財物罪と利得罪
  II-6-3 毀損罪と領得罪
  II-6-4 奪取罪と横領罪
  II-6-5 盗取罪と交付罪
  II-6-6 財物の意義
  II-6-7 財産上の利益の意義
  II-6-8 財産犯の保護法益
  II-6-9 不法領得の意思

第7章 窃盗の罪
  II-7-1 窃盗罪(235条)
  II-7-2 不動産侵奪罪(235条の2)
  II-7-3 親族間の犯罪に関する特例(親族相盗例:244条)

第8章 強盗の罪
  II-8-1 強盗罪(236条)
  II-8-2 強盗予備罪(237条)
  II-8-3 事後強盗罪(238条)
  II-8-4 昏酔強盗罪(239条)
  II-8-5 強盗致死傷罪,強盗傷人罪・強盗殺人罪(240条)
  II-8-6 強盗・強制性交等罪および同致死罪(241条)

第9章 詐欺・恐喝の罪
  II-9-1 詐欺の罪(246条)
  II-9-2 準詐欺罪(248条)
  II-9-3 電子計算機使用詐欺罪(246条の2)
  II-9-4 恐喝の罪(249条)

第10章 横領の罪
  II-10-1 単純横領罪(252条)
  II-10-2 業務上横領罪(253条)
  II-10-3 遺失物等横領罪(254条)

第11章 背任の罪
  II-11-1 背任罪(247条)

第12章 盗品等に関する罪
  II-12-1 盗品等関与罪(256条:盗品等無償譲受け罪,盗品等運搬・保管・有償譲受け・有償処分あっせん罪)
  II-12-2 親族等の間の犯罪についての特例(257条)

第13章 毀棄・隠匿の罪
  II-13-1 公用文書等毀棄罪(258条)
  II-13-2 私用文書等毀棄罪(259条)
  II-13-3 建造物等損壊罪・建造物等損壊致死傷罪(260条)
  II-13-4 器物損壊罪・動物傷害罪(261条)
  II-13-5 境界損壊罪(262条の2)
  II-13-6 信書隠匿罪(263条)

III 社会的法益に対する罪
第14章 放火・失火の罪
  III-14-1 「放火」・「焼損」概念
  III-14-2 現住建造物等放火罪(108条)
  III-14-3 非現住建造物等放火罪(109条)
  III-14-4 建造物等以外放火罪(110条,115条)
  III-14-5 延焼罪(111条)
  III-14-6 放火予備罪(113条)
  III-14-7 消火妨害罪(114条)
  III-14-8 失火罪(116条)
  III-14-9 業務上失火罪・重失火罪(117条の2)

第15章 文書偽造の罪
  III-15-1 意義
  III-15-2 文書偽造罪の基本概念
  III-15-3 公文書偽造等罪(155条)
  III-15-4 虚偽公文書作成等罪(156条)
  III-15-5 公正証書原本不実記載等罪(157条)
  III-15-6 偽造公文書・虚偽公文書行使等罪(158条)
  III-15-7 私文書偽造等罪(159条)
  III-15-8 虚偽診断書等作成罪(160条)
  III-15-9 偽造私文書等行使罪(161条)
  III-15-10 電磁的記録不正作出罪(161条の2①,②)・不正電磁的記録供用罪(161条の2③)

第16章 有価証券偽造の罪
  III-16-1 有価証券偽造等罪(162条1項)
  III-16-2 有価証券虚偽記入罪(162条2項)
  III-16-3 偽造有価証券等行使罪(163条)

第17章 支払用カード電磁的記録に関する罪
  III-17-1 支払用カード電磁的記録不正作出等罪(163条の2)
  III-17-2 不正電磁的記録カード所持罪(163条の3)
  III-17-3 支払用カード電磁的記録不正作出準備罪(163条の4)

IV 国家的法益に対する罪
第18章 公務の執行を妨害する罪
  IV-18-1 公務執行妨害罪(95条1項)
  IV-18-2 職務強要罪・辞職強要罪(95条2項)

第19章 司法に対する罪
  IV-19-1 犯人蔵匿等罪(103条)
  IV-19-2 証拠隠滅等罪(104条)
  IV-19-3 犯人蔵匿罪・証拠隠滅罪についての関連問題
  IV-19-4 偽証の罪(169条)

第20章 賄賂の罪
  IV-20-1 保護法益
  IV-20-2 賄賂の意味
  IV-20-3 賄賂罪の故意
  IV-20-4 職務関連性
  IV-20-5 犯罪類型

事項索引
判例索引

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