電気電子計測

書影

新・電気システム工学  5

電気電子計測

定価:
2,530
(本体:2,300円+税)
難易度:中級

発行日:2003年10月25日

発行:数理工学社

ISBN:978-4-901683-09-8

サイズ:上製A5

ページ数:256ページ

在庫:品切れ

内容詳細

日進月歩で発展している計測技術の「概念」「方法」「実際」をわかりやすく解説.技術事項の集積である電気電子計測を体系化することにより確かな理解が得られる.多数の図を用いたビジュアルな構成とした.2色刷.

目次

1 計測の位置付けと基本概念
1.1 計測とは
1.2 科学技術における計測の位置付け
1.3 科学技術の発展の要となる計測,その例
1.4 計測上の実際的な注意点
1.5 計測の要素
1.6 手法概念の分類
  1章の問題

2 統計的な性質と処理
2.1 誤差
2.2 誤差と統計
2.3 不偏推定量
2.4 統計的信頼度と仮説検定
2.5 誤差の伝搬
2.6 相関と相関係数
2.7 実験式の補間
2.8 有効数字
  2章の問題

3 単位と標準
3.1 SI単位系
3.2 デシベル表現
3.3 量子標準
3.4 可遡及性と標準器
  3章の問題

4 指示計器
4.1 構造と原理
4.2 回路種類と指示値
4.3 さまざまな構造の指示計器
4.4 階級と記号
  4章の問題

5 指示計器による直流計測
5.1 倍率器
5.2 分流器
5.3 高電圧・高抵抗計測
5.4 低電圧・低抵抗計測
5.5 零位法
5.6 ブリッジ
5.7 様々な零位法計測
5.8 テスタによる抵抗値計測
  5章の問題

6 指示計器による交流計測
6.1 交流と交流電力
6.2 フェーザ
6.3 インピーダンスとアドミタンス
6.4 実効電力の計測
6.5 多相実効電力の計測
6.6 変成器
6.7 交流計測における標準素子
6.8 交流ブリッジ
6.9 接地抵抗
6.10 液体の抵抗
  6章の問題

7 計測用電子デバイスと機能回路
7.1 電子式プローブ
7.2 MOS型電界効果トランジスタの構造と原理
  コラム FETのアイデアはバイポーラ・トランジスタよりも古かった
7.3 MOS-FETの特性
7.4 ソース設置増幅回路
7.5 差動増幅器
7.6 オペアンプ
7.7 オペアンプを用いた機能回路
7.8 増幅器の周波数特性
  7章の問題

8 ディジタル計測
8.1 ディジタルとは
8.2 ディジタル表現の利点と欠点
8.3 数値の量子化
8.4 ディジタル計器
8.5 A/Dコンバータ
8.6 D/Aコンバータ
8.7 量子化雑音
8.8 時間の離散化
  8章の問題

9 波形
9.1 オシロスコープ
9.2 ディジタルオシロスコープ
9.3 サンプリングオシロスコープ
9.4 サンプルホールド回路
9.5 エイリアシング
  9章の問題

10 周波数・位相
10.1 周波数スペクトル
  コラム 本質的な属性に即した表現を採用しよう
10.2 フーリエスペクトル
10.3 パワースペクトル密度
10.4 ネットワークアナライザ
10.5 スペクトラムアナライザ
10.6 混合器,およびホモダインとヘテロダイン
10.7 FFTスペクトラムアナライザ
10.8 単一周波数信号の周波数の計測
10.9 リサージュ
  10章の問題

11 雑音
11.1 雑音の種類と性質
11.2 SN 比
11.3 雑音の除去手法
11.4 位相雑音
  11章の問題

12 共振
12.1 LC共振回路
  コラム 半導体レーザー:周波数変調が容易な発振器
12.2 コイルの損失・コンデンサの損失
12.3 共振回路の周波数特性
12.4 Q値
12.5 tanδ
12.6 Q値の計測とQ値の利用
12.7 空洞共振器
12.8 光波の共振
12.9 レーザ
  12章の問題

13 伝送線路とインピーダンスマッチング
13.1 分布定数回路
13.2 反射とインピーダンスマッチング
13.3 スミスチャート
13.4 定在波比
13.5 線路定数の計測
13.6 リアクタンス素子・抵抗素子
  13章の問題

付録
問題略解
参考文献
索引


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