ミクロ経済学入門

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新経済学ライブラリ  別巻5

ミクロ経済学入門

定価:
4,180
(本体:3,800円+税)
難易度:中級

発行日:1996年1月1日

発行:新世社

ISBN:978-4-915787-56-0

サイズ:上製A5

ページ数:440ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

難解なミクロ理論を,「丁寧な議論」と解説で無理なく習得できるよう配慮された概論テキスト.各章の前半に初級レベルの入門的解説を配し,後半に中級レベルの議論を置くというユニークな構成でやさしく理解できる.

目次

0 序章
1 個人主義と社会的決定
1-1 投票のパラドックス
1-2 ボルダ順位評点法の操作可能性
1-3 自由主義のパラドックス
1-4 囚人のディレンマと利己主義の原理
1-5 練習問題
2 効用関数と無差別曲線
2-1 「消費者バスケット」間の選好
2-2 選好の連続制とアルコール中毒者
2-3 選好の単調性と効用関数
2-4 選好の凸性
2-5 強凸選好と限界代替率逓減
2-6 無差別曲線と効用関数
2-7 準凹型の効用関数と強凸選好
2-8 練習問題
3 不確実性下の効用関数
3-1 意志の弱い消費者
3-2 確率分布の選好関係
3-3 期待効用関数の存在
3-4 期待効用の無差別曲線と危険回避行動
3-5 アレのパラドックス
3-6 アレのパラドックスの救済と理論の修正
3-7 練習問題
4 交換均衡とコア
4-1 われわれの単純交換経済の仕組み
4-2 価格による分権的な財配分定理
4-3 2人2財経済の市場均衡にたいする反例
4-4 提携による改善とコア配分
4-5 コア配分と極限定理
4-6 練習問題
5 消費者需要と最適化問題
5-1 価格変化の無差別曲線による分析
5-2 顕示選好の理論と需要の法則
5-3 接線・法線の方程式
5-4 接平面・グラディエントと効用関数
5-5 最適消費計画の必要条件
5-6 需要関数の導出とラグランジュの未定乗数法
5-7 効用最大化問題と大域的最適解の必要十分条件
5-8 練習問題
6 需要関数の基本的性質
6-1 価格と所得の変化による需要変動と余暇の分析
6-2 効用最大化問題と双対問題
6-3 支出最小化問題と双対問題
6-4 マーシャルの需要とヒックスの需要
6-5 需要関数の連続性
6-6 市場需要関数と市場均衡の存在
6-7 練習問題
7 企業行動と利潤最大化
7-1 生産関数の内部構造と生産要素
7-2 生産関数と生産の実行可能条件\r
7-3 生産関数と企業の利潤最大化行動
7-4 生産要素の代替可能性
7-5 要素価格比の変化と技術の選択
7-6 新古典派的生産関数と費用関数の双対性
7-7 練習問題
8 企業の理論
8-1 企業の費用最小化行動と固定設備
8-2 企業の収入と利潤最大化
8-3 企業による需要関数の制御
8-4 企業による費用関数の制御
8-5 企業の価値と金融
8-6 練習問題
9 複占市場と不完全競争
9-1 複占市場とクールノーの例題
9-2 クールノー型複占企業の最適反応
9-3 シュタッケルベルグ均衡とベルトラン均衡
9-4 クールノー型複占企業の利潤最大化
9-5 反応関数の一般的性質
9-6 クールノー-ナッシュ均衡の存在と安定
9-7 クールノー型寡占市場均衡と過剰参入定理
9-8 練習問題
10 ゲームの理論と経済行動
10-1 ミニマクス戦略と支配戦略の相違
10-2 期待効用最大化とナッシュ均衡
10-3 ナッシュ戦略とナッシュ均衡
10-4 サブゲーム完全均衡
10-5 長期のゲームとベイズ完全均衡
10-6 繰り返しゲームとフォーク定理
10-7 練習問題
11 練習問題解答

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