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数理科学 2025年1月号
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内容詳細
ハイゼンベルクらによる行列力学の提唱を量子力学の誕生とすれば,2025年に量子力学は100歳を迎えます.本特集では,量子力学生誕100年を記念し,量子力学はどのような経緯から建設され受容されるようになったか,量子力学の登場で物理学はいかに変わったかといった歴史的な事柄から,ボーアとアインシュタインの論争に端を発する量子の基礎問題,さらに誕生から100年を経て得られた理論・実験研究の成果や量子情報など科学技術上のインパクトなどについての解説を通し,今日的な視点から量子力学を捉え直します.<特集構成>
巻頭言 ― 量子力学の建設から百年を迎えて/量子論から量子力学へ/量子力学と素粒子論の成り立ち/日本における量子力学の受容/量子力学のユニークさ ― 量子力学は他の物理学理論とどう違うか/量子と物理 ― マクロ系における量子力学/量子力学の基礎問題 ― 現状と新たな展開/量子と情報 ― 量子情報科学の創成期の人々とその後の発展