数理科学 2008年2月号

数理科学 2008年2月号 No.536

ゲージ重力対応

超弦理論が切り開く現代物理の新地平
定価:
1,047
(本体:952円+税)

発行月:2008年2月

JAN:4910054690286

在庫:品切れ

内容詳細

本テーマは,ここ10年ほどの間に超弦理論の進展の主軸となっている概念です.これは,素粒子物理と弦理論の歴史的な発展の上でも重要とされているゲージ理論と重力理論の互いの関係性を明らかにするもので,双方の理論の言葉によって同じ物理現象を記述することができる,という画期的な見方として注目されています.本特集では,これまでの歴史的発展の概観も含め,原子核物理などへの拡がりも取り上げつつ,現代物理に必要な新しい方法論としても魅力あるテーマを紹介していきます.

表紙CGコメント

目次

特集

  • はじめに
    米谷民明
  • ゲージ重力対応とは何か
    米谷民明
  • Dブレーンの力学からゲージ重力対応へ
    橋本幸士
  • 弦理論とQCD
    酒井忠勝 , 杉本茂樹
  • ゲージ重力対応と強い相互作用
    夏梅 誠
  • ホログラフィーと宇宙
    白水徹也
  • AdS/CFT対応におけるウィルソンループ
    三輪光嗣
  • 巨大重力子・泡状時空・行列模型
    ~ AdS/CFT対応における時空の出現 ~
    土屋麻人
  • AdS/CFT対応はどこまで確かめられているか
    ~ 可積分性の役割 ~
    酒井一博

インタビュー

  • ストリング理論は面白くて深い
    米谷民明

名著に親しむ

  • 十年ひと昔
    窪田高弘

連載

  • 重力理論入門 17
    ~ ミクロスケールの重力 ~
    前田恵一
  • ゲーム理論講義 14
    ~ 交渉集合とカーネル ~
    船木由喜彦

リレー連載

  • ネットワーク科学最前線 17
    ~ ネットワークの可視化技術 ~
    斉藤和巳

サポート情報

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