心理学研究法

書影

コンパクト新心理学ライブラリ  12

心理学研究法

データ収集・分析から論文作成まで
定価:
2,420
(本体:2,200円+税)
難易度:中級

発行日:2005年11月25日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-1108-3

サイズ:並製四六

ページ数:304ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

つかみどころのない「心」を対象とする心理学ではどのような研究法が用いられるのでしょうか? 本書は,自然科学から学びつつ独自の発展を遂げてきた心理学の研究法を,方法別に簡潔に分かりやすくまとめた決定版です.入門から研究論文の執筆まで,参照可能な座右の書として最適です.

目次

まえがき

1章 心理学研究法の特色
  ヴントと内観法
  意識と行動
  刺激と反応
  S−R,S−S,R−R型研究法
  参考図書

2章 観察法・面接法・実験法
  観察法
  面接法
  実験法
  参考図書

3章 質問紙法
  質問紙法とは
  質問紙の機能\r
  質問紙の作成
  評定尺度法
  質問紙のレイアウト
  質問紙のプリテスト
  よい質問紙としての条件
  質問紙の長所と短所
  参考図書

4章 セマンティック・ディファレンシャル法(SD法)
  セマンティック・ディファレンシャル法とは
  SD法の形容詞の選択
  SD法の実施
  SD法のデータ処理
  SD法と因子分析
  参考図書

5章 反応時間測定法
  反応時間小史
  反応時間の規定要因
  情報処理時間の測定
  参考図書

6章 心理検査法
  個人に関する心理的資料の収集
  検査とは
  検査の種類

7章 精神物理学的測定法
  精神物理学的測定法の対象
  精神物理学的測定法の種類
  参考図書

8章 データ解析の基礎
  図表によるデータの表現
  自然は正規分布を好む?
  データから推測する
  参考図書

9章 実験計画・検定:分散分析
  研究仮説と統計的仮説
  実験を計画する
  代表的な実験計画
  分散分析の考え方
  参考図書

10章 相関と回帰
  変数間の関係の強さ
  回帰効果とは
  さまざまな相関係数
  複数の変数による予測
  重回帰分析結果の解釈
  重回帰分析から因果分析へ
  参考図書

11章 因子分析
  データの縮約
  主成分分析法(PCA)
  因子分析法(FA)
  因子分析における推定
  因子回転の方法
  因子数の決定
  おわりに
  参考図書

12章 多次元尺度構成
  類似性データ
  類似性データの分析法
  参考図書

13章 カテゴリーの数量化
  カテゴリーデータ
  参考図書

14章 研究論文の書き方
  論文執筆の一般的注意
  論文の構成
  提出・投稿の前に
  参考図書

引用文献
人名索引
事項索引
執筆者紹介


サポート情報

関連書籍

心理学史

大山 正

2,420円(税込)

中級
青年の心理

遠藤由美

1,650円(税込)

入門
発達の心理

内田伸子

2,310円(税込)

入門