臨床心理学への招待

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新心理学ライブラリ  12

臨床心理学への招待

無意識の理解から心の健康へ
定価:
2,530
(本体:2,300円+税)
難易度:入門

発行日:2018年12月25日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-1434-3

サイズ:並製A5

ページ数:256ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

本書は,臨床心理学をはじめて学ぶ人のための教科・参考書です.前著『臨床心理学』を基に,著者がその後の講義経験から得た知見を加え,記述をより詳しく分かりやすくしました.豊富な図版や,詳細な年表なども,長い科学史の一環ともとらえ得る臨床心理学誕生への大きな流れをとらえやすくしています.

目次

第0章 科学史における2つの心理学の誕生―精神物理学(実験心理学)と精神分析(臨床心理学)
  0.1 近代科学誕生から400年
  0.2 近代諸科学のはじまりと発展―臨床心理学とのかかわり
  0.3 心理学のはじまり―2段階の誕生
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第1章 臨床心理学とは何か
  1.1 フロイトによる説明
  1.2 無意識仮説と新しい認識
  1.3 精神物理学と精神分析の発想の根本原理
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第2章 臨床心理学以前―原始心理療法
  2.1 原始心理療法の主な技法
  2.2 参籠(インキュベーション)による治療
  2.3 原始治療法と近代の科学的治療の比較
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第3章 メスメルと動物磁気(催眠術)の発見
  3.1 啓蒙主義の時代と催眠
  3.2 動物磁気の発見
  3.3 ピュイゼギュール侯爵の方法―磁気睡眠の発見
  3.4 催眠と無意識
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第4章 催眠から自由連想法へ―臨床心理学におけるコペルニクス的転回
  4.1 精神分析の誕生―フロイトの生涯
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第5章 フロイト以後の展開
  5.1 フロイト以後―さまざまな考え方
  5.2 アドラーの心理学(「個人心理学」)
  5.3 ユングの心理学―無意識世界の探求
  5.4 ロジャーズの心理学―クライエント中心療法,非指示的療法の提起
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第6章 臨床心理学の基礎理論1―無意識をどう理解するか?
  6.1 科学的方法―仮説と検証
  6.2 自然科学モデルと神話モデル(コンプレックス・モデル)
  6.3 無意識仮説の重要性
  6.4 無意識仮説の不思議
  6.5 フロイトによる無意識の説明
  6.6 無意識仮説はどこに?
  6.7 メタサイコロジー(Metapsychologie)
  6.8 数学の言葉(1)―ベクトル
  6.9 ベクトルを導入したメタサイコロジー
  6.10 不登校と無意識仮説
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第7章 臨床心理学の基礎理論2―心の構造,対人関係,神話,発達モデル
  7.1 自然科学モデル
  7.2 エゴグラム(Egogram)
  7.3 心身症モデル
  7.4 心理テストへの応用
  7.5 マイヤー(1968)の心の構造モデル―サーチライト・モデル
  7.6 自我防衛理論―自我と無意識の力動的関係
  7.7 緩和ケア(ターミナルケア)と防衛機制
  7.8 心の構造モデルとノイローゼの治療法
  7.9 無意識仮説と対人関係モデル
  7.10 その他のモデル
  7.11 神話モデル(コンプレックス・モデル)
  7.12 ユングの術語
  7.13 心理発達モデル―心の成長とは
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第8章 心理療法―さまざまなアプローチ
  8.1 心理療法における2つのアプローチ―意識か,無意識か
  8.2 無意識へのアプローチを主とするもの
  8.3 意識の働きを重視する心理療法
  8.4 その他のアプローチ
  8.5 まとめ―各学派の位置づけ
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第9章 アセスメント―心をどう測るか
  9.1 測定から始まった近代科学
  9.2 ユングの言語連想検査法―実験と臨床心理学をつなぐ試み
  9.3 心理テストによるアセスメント
  9.4 症状によるアセスメント,診断
  9.5 心理療法場面におけるアセスメント
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第10章 臨床心理学の現在
  10.1 日本の臨床心理学発展の歴史―その紆余曲折
  10.2 「公認心理師法」の概要とその意義
  10.3 心理臨床分野の広がり
  10.4 倫理
  10.5 おわりに
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引用文献
人名索引
事項索引

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