グラフィック財政学

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グラフィック[経済学]  4

グラフィック財政学

定価:
2,860
(本体:2,600円+税)
難易度:入門

発行日:2009年7月25日

発行:新世社

ISBN:978-4-88384-135-6

サイズ:並製A5

ページ数:320ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

本書は,財政学をはじめて学ぶ人が,経済学に関する予備知識がなくても,無理なくその基礎を理解できるよう配慮したテキストである.実際の経済の状況や政策動向を踏まえた内容を扱うことで,現実の経済と財政の仕組み・政策の効果との関係を考えながら読み進めることができる.本文解説と豊富な図表・コラムが対応する見開き構成とし,直感的理解にも配慮した.2色刷.

目次

 1 イントロダクション:政府の経済活動
   1.1 はじめに
   1.2 政府の経済活動
   1.3 財政の基礎
   1.4 政府活動と国民経済
   1.5 政府の範囲

第I部 制度
 2 日本の財政制度
   2.1 財政の仕組み
   2.2 予算の概要
   2.3 予算過程
   2.4 予算のなかみ

 3 租税制度
   3.1 租税制度の概要
   3.2 所得への課税1:所得税
   3.3 所得への課税2:法人税
   3.4 資産への課税
   3.5 消費への課税
   3.6 その他の租税:特定財源と地方譲与税

 4 財政運営
   4.1 財政の時間軸
   4.2 フロー:財政の指標
   4.3 ストック:政府債務
   4.4 債務管理,財政運営

 5 地方財政
   5.1 地方制度と地方財政
   5.2 国と地方の役割分担
   5.3 地方の歳入
   5.4 地方の歳出
   5.5 地方財政収支と財政再建

第II部 理論
 6 政府介入の基礎理論1:市場の失敗,外部性と費用逓減
   6.1 市場メカニズムと市場の失敗
   6.2 外部性
   6.3 外部性解消の政策
   6.4 費用逓減産業と政府の役割

 7 政府介入の基礎理論2:公共財と公共選択
   7.1 公共財
   7.2 公共財の最適供給
   7.3 公共支出の展開
   7.4 費用便益分析
   7.5 公共選択

 8 租税理論
   8.1 租税原則
   8.2 租税の公平性
   8.3 資源配分の効率性と税の帰着
   8.4 超過負担と最適課税

第III部 政策
 9 日本財政の変化
   9.1 戦後の日本財政
   9.2 規制緩和の理論
   9.3 行財政改革の実際

 10 所得再分配政策
   10.1 所得再分配と社会的厚生
   10.2 医療保険
   10.3 公的年金

 11 マクロ経済政策
   11.1 マクロ経済政策の論点
   11.2 財・サービス市場(IS)
   11.3 貨幣市場(LM)
   11.4 IS-LM分析の政策効果

 12 財政と金融
   12.1 物価と財政政策
   12.2 財政と金融政策
   12.3 財政と資金調達,経常収支
   12.4 財政と金融

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