第1部　契約法総論
　1　契約の意義及び契約関係の規律
　　1　契約とは
　　2　契約関係の規律
　2　契約の分類
　　1　典型契約・非典型契約・混合契約
　　2　双務契約・片務契約及び有償契約・無償契約
　　3　諾成契約・要式契約・要物契約
　　4　一時的契約・継続的契約
　　5　消費者契約・事業者間契約
　3　契約の成立―契約の締結
　　1　申込みと承諾の合致による契約の成立
　　2　申込みと承諾以外による契約の成立
　　3　契約の競争的締結
　4　契約の効力―相対効の原則
　　1　契約の効力についての相対効の原則
　　2　第三者のためにする契約

第2部　双務ないし有償契約論
I　双務契約総論
　5　同時履行の抗弁権
　　1　同時履行の抗弁権の意義
　　2　同時履行の抗弁権の要件
　　3　同時履行の抗弁権の効果
　6　危険負担
　　1　危険負担の意義―牽連関係を原則として重視
　　2　財産権の移転を目的とする契約について
　　3　債権者の帰責自由による履行不能の場合
　7　契約解除
　　1　双務契約における債務不履行に対する救済としての解除制度
　　2　遅滞解除の要件―法定解除権の成立要件1
　　3　不能解除の要件―法定解除権の成立要件2
　　4　解除権の帰属と行使
　　5　解除権の消滅事由
　　6　法定解除権行使の効果
　　7　合意解除
　8　予約・手付など
　　1　契約費用の負担
　　2　予約（売買の一方の予約）
　　3　手付の交付に付随した解除権の留保契約
II　双務契約各論
　9　売買契約及び交換契約
　　1　売買契約の意義
　　2　売主の義務
　　3　特定物売買についての担保責任―瑕疵担保責任を除く
　　4　瑕疵担保責任
　　5　担保責任についての特約
　　6　買主の義務
　　7　買戻し・再売買の予約
　　8　交換契約
　10　利息付消費貸借契約―補論・消費寄託
　　1　消費貸借契約の意義と法的性質
　　2　消費貸借契約上の債権関係
　　3　消費貸借契約の終了―返還期日
　　4　準消費貸借
　　5　消費寄託（預貯金契約）
　11　賃貸借契約
　　1　賃貸借契約の意義と不動産賃貸借をめぐる特別法
　　2　不動産貸借権の物権化
　　3　賃貸借の存続期間及び終了
　　4　賃貸人の義務
　　5　賃借人の義務
　　6　賃借権の譲渡及び転貸借
　　7　賃貸借契約をめぐる特殊な担保―敷金契約
　　8　賃貸借契約の終了
　12　雇用契約
　　1　雇用契約の意義
　　2　雇用契約関係の成立・変更・終了
　13　請負契約
　　1　請負契約の意義
　　2　請負人の義務
　　3　請負人の瑕疵担保責任
　　4　請負における危険負担
　　5　注文者の義務
　　6　請負契約の終了
　14　有償委任契約
　　1　有償委任契約の意義
　　2　受任者の義務
　　3　委任者の義務
　　4　委任契約の終了
　15　有償寄託契約
　　1　有償寄託契約の意義
　　2　受寄者の義務
　　3　寄託者の義務
　　4　有償寄託契約の終了

第3部　無償ないし片務契約論
　16　無償契約総論
　　1　無償契約の特殊性
　　2　無償契約の特殊な扱い
　17　贈与契約
　　1　贈与契約の意義
　　2　贈与契約の拘束力
　　3　忘恩行為に対する贈与者の救済
　　4　特殊の贈与
　18　無利息消費貸借
　19　使用貸借契約
　　1　使用貸借契約の意義
　　2　使用貸借の契約関係
　　3　使用貸借契約の終了
　20　無償委任契約
　　1　無償委任契約（準委任契約）
　　2　無償委任契約の特殊性
　21　無償寄託契約

第4部　その他の契約
　22　組合契約―団体契約
　23　和解契約―紛争解決契約
　　1　和解契約の意義
　　2　和解契約の成立要件
　　3　和解契約の効果
　24　終身定期金契約

索引
　事項索引
　判例索引