第1部 日本経営史
第1章 江戸時代
1.1 江戸時代の経済と経営
1.2 「鎖国」体制と糸割符仲間
1.3 三都の両替商と大坂―江戸為替
1.4 大規模呉服店の販売革新
1.5 江戸十組問屋と菱垣廻船
1.6 特産物生産と醸造経営
1.7 藩御用商人と専売制
1.8 新興海運業者と幕藩制市場の動揺
第2章 明治前期
2.1 明治前期の経済と経営
2.2 商家・企業家の連続と断絶
2.3 会社制度の移植と定着
2.4 金融機関の整備
2.5 殖産興業政策と官業払下げ
2.6 企業勃興から産業革命へ
2.7 三大財閥の形成
2.8 持株会社の設立
第3章 明治後期
3.1 明治後期の経済と経営
3.2 専門経営者の登場と役割
3.3 日清戦後の大規模経営
3.4 在来産業の変容
3.5 経営管理の近代化
3.6 明治後期の貿易と商社
3.7 経済団体の結成
3.8 植民地における企業進出
第4章 大正期
4.1 大正期の経済と経営
4.2 電気の時代の幕開けと都市型第三次産業のスタート
4.3 電気機械企業の発展
4.4 外資提携と外国企業の日本進出
4.5 人的資源の定着化と昇進型専門経営者層の充実
4.6 財閥の事業拡大とコンツェルン化
4.7 新興コンツェルンの形成
4.8 財界団体の発展と系譜
第5章 昭和期1(戦前・戦中・復興期)
5.1 昭和(戦前・戦中・復興)期の経済と経営
5.2 昭和金融恐慌と銀行の統合
5.3 産業合理化と科学的管理法の普及活動
5.4 昭和恐慌と財閥の「転向」
5.5 研究・開発の試みと戦後への遺産
5.6 戦時期の財閥
5.7 財閥解体と集中排除
5.8 戦時補償の打ち切りと復興期の経営環境
第6章 昭和期2(経済の自立と高度成長からバブル景気)
6.1 昭和(戦後)期の社会と経済
6.2 産業構造の変化と戦後の成長企業
6.3 日本の企業集団
6.4 日本的経営
6.5 日本における品質管理運動の展開
6.6 石油危機と構造転換
6.7 日本企業の海外展開
6.8 バブル景気と日本企業
第7章 平成期・令和期
7.1 平成期・令和期の経済と経営
7.2 日本的労使関係の変化
7.3 株式持ち合いの衰退とガバナンスの変化
7.4 規制緩和・改革の進展
7.5 平成期・令和期の産業・企業と情報化の進展
7.6 金融自由化と銀行危機
7.7 M&Aの興隆と日本企業の海外戦略
7.8 日本企業の現在とこれから
第2部 外国経営史
第8章 イギリス
8.1 イギリスの社会と経済(経営風土)
8.2 産業革命以前:商業社会と帝国の形成(1560-1750年)
8.3 産業革命と世界の工場(1750-1850年)
8.4 相対的衰退とパックス・ブリタニカ(1850-1914年)
8.5 新技術と産業再編(1914-1945年)
8.6 イノベーションの挫折(1945-1980年)
8.7 新自由主義(1980-2000年)
8.8 グローバル化とその後(2000-2021年)
第9章 フランス
9.1 フランスの社会と経済(経営風土)
9.2 コルベルティズム,マニュファクチャーと企業家活動
9.3 フランス革命,自由主義とフランスの工業化
9.4 国内市場の統合と流通革命(デパート,ブランド商品)
9.5 アメリカ発の大量生産方式の導入と自動車産業の発展
9.6 繊維産業とファッション・ビジネス
9.7 戦後の経済政策とナショナル・チャンピオンの育成
9.8 EUのインパクトと公益事業会社のグローバル化
第10章 ドイツ
10.1 ドイツの社会と経済(経営風土):「ドイツ」とは?
10.2 工業化の開始
10.3 グローバリゼーション,第二次産業革命,ドイツの大企業
10.4 第一次世界大戦とドイツ企業
10.5 ヴァイマル共和国における企業
10.6 ナチ時代のドイツ企業
10.7 復興,経済の奇跡,ドイツ・モデル
10.8 再統一,「立地としてのドイツ」,シュレーダー改革
第11章 アメリカ
11.1 アメリカの社会と経済(経営風土)
11.2 植民地時代のビジネス(1600-1790年)
11.3 工業化の始動と交通革命(1790-1850年)
11.4 ビッグビジネスの生成と近代的な管理体制の発展(1850-1880年)
11.5 世紀転換期の大合併運動から経営者企業の到来(1880-1917年)
11.6 オールドエコノミー企業からニューエコノミー企業へ(1917-2000年)
11.7 ドットコム・バブル崩壊とプラットフォーマーの誕生(2000-2019年)
11.8 企業国家アメリカの変容
第12章 アジア(中国・台湾・韓国)
12.1 アジアの社会と経済(経営風土):東アジアを中心に
12.2 中国市場と紡織企業間競争
12.3 輸入代替と紡織企業の成長
12.4 米国市場と紡織企業間競争
12.5 電子機器製造企業の成長
12.6 重化学工業化への挑戦
12.7 世界市場と情報通信機器製造企業の成長
12.8 コンビニエンスストアの普及
第3部 グローバル経営史と経営史研究の展開
第13章 グローバル経営史
13.1 「横串」のグローバル経営史
13.2 「大分岐」とグローバル化,「中核=周辺」構造
13.3 第一次グローバル経済(19世紀-1914年)と2つの産業革命
13.4 ヨーロッパ小国の世界的企業と「分断の時代」
13.5 大戦後・冷戦期の世界と企業(1945年-1980年代)
13.6 体制転換と「第二次グローバル経済」(1978/1990-現在)
13.7 資本主義の多様性(20世紀末/21世紀初の類型論と時間軸)
13.8 21世紀の「グローバルシフト」と新興国の企業
第14章 テーマから考える世界の経営史
14.1 多国籍企業
14.2 多国籍企業と国際経営の理論
14.3 行為主体としての企業家・政府とイノベーション
14.4 多角的ビジネス・グループ(BG)
14.5 ファミリービジネス(家族・同族企業)と財閥
14.6 世界の国有企業と政府=企業間関係
14.7 中小企業と独立起業,クラスターと産業集積
14.8 企業間の分業・ネットワークと価値連鎖
第15章 経営史の方法
15.1 経営史の誕生と自立
15.2 経営戦略と組織
15.3 経営者の時代
15.4 スケール・アンド・スコープ
15.5 「新しい経営史」:仮説検証型実証研究
15.6 経営史の方法の多様性
15.7 経営史の再構想
15.8 主体性と構想力:世界を変えるために
参考文献
索引
第1章 江戸時代
1.1 江戸時代の経済と経営
1.2 「鎖国」体制と糸割符仲間
1.3 三都の両替商と大坂―江戸為替
1.4 大規模呉服店の販売革新
1.5 江戸十組問屋と菱垣廻船
1.6 特産物生産と醸造経営
1.7 藩御用商人と専売制
1.8 新興海運業者と幕藩制市場の動揺
第2章 明治前期
2.1 明治前期の経済と経営
2.2 商家・企業家の連続と断絶
2.3 会社制度の移植と定着
2.4 金融機関の整備
2.5 殖産興業政策と官業払下げ
2.6 企業勃興から産業革命へ
2.7 三大財閥の形成
2.8 持株会社の設立
第3章 明治後期
3.1 明治後期の経済と経営
3.2 専門経営者の登場と役割
3.3 日清戦後の大規模経営
3.4 在来産業の変容
3.5 経営管理の近代化
3.6 明治後期の貿易と商社
3.7 経済団体の結成
3.8 植民地における企業進出
第4章 大正期
4.1 大正期の経済と経営
4.2 電気の時代の幕開けと都市型第三次産業のスタート
4.3 電気機械企業の発展
4.4 外資提携と外国企業の日本進出
4.5 人的資源の定着化と昇進型専門経営者層の充実
4.6 財閥の事業拡大とコンツェルン化
4.7 新興コンツェルンの形成
4.8 財界団体の発展と系譜
第5章 昭和期1(戦前・戦中・復興期)
5.1 昭和(戦前・戦中・復興)期の経済と経営
5.2 昭和金融恐慌と銀行の統合
5.3 産業合理化と科学的管理法の普及活動
5.4 昭和恐慌と財閥の「転向」
5.5 研究・開発の試みと戦後への遺産
5.6 戦時期の財閥
5.7 財閥解体と集中排除
5.8 戦時補償の打ち切りと復興期の経営環境
第6章 昭和期2(経済の自立と高度成長からバブル景気)
6.1 昭和(戦後)期の社会と経済
6.2 産業構造の変化と戦後の成長企業
6.3 日本の企業集団
6.4 日本的経営
6.5 日本における品質管理運動の展開
6.6 石油危機と構造転換
6.7 日本企業の海外展開
6.8 バブル景気と日本企業
第7章 平成期・令和期
7.1 平成期・令和期の経済と経営
7.2 日本的労使関係の変化
7.3 株式持ち合いの衰退とガバナンスの変化
7.4 規制緩和・改革の進展
7.5 平成期・令和期の産業・企業と情報化の進展
7.6 金融自由化と銀行危機
7.7 M&Aの興隆と日本企業の海外戦略
7.8 日本企業の現在とこれから
第2部 外国経営史
第8章 イギリス
8.1 イギリスの社会と経済(経営風土)
8.2 産業革命以前:商業社会と帝国の形成(1560-1750年)
8.3 産業革命と世界の工場(1750-1850年)
8.4 相対的衰退とパックス・ブリタニカ(1850-1914年)
8.5 新技術と産業再編(1914-1945年)
8.6 イノベーションの挫折(1945-1980年)
8.7 新自由主義(1980-2000年)
8.8 グローバル化とその後(2000-2021年)
第9章 フランス
9.1 フランスの社会と経済(経営風土)
9.2 コルベルティズム,マニュファクチャーと企業家活動
9.3 フランス革命,自由主義とフランスの工業化
9.4 国内市場の統合と流通革命(デパート,ブランド商品)
9.5 アメリカ発の大量生産方式の導入と自動車産業の発展
9.6 繊維産業とファッション・ビジネス
9.7 戦後の経済政策とナショナル・チャンピオンの育成
9.8 EUのインパクトと公益事業会社のグローバル化
第10章 ドイツ
10.1 ドイツの社会と経済(経営風土):「ドイツ」とは?
10.2 工業化の開始
10.3 グローバリゼーション,第二次産業革命,ドイツの大企業
10.4 第一次世界大戦とドイツ企業
10.5 ヴァイマル共和国における企業
10.6 ナチ時代のドイツ企業
10.7 復興,経済の奇跡,ドイツ・モデル
10.8 再統一,「立地としてのドイツ」,シュレーダー改革
第11章 アメリカ
11.1 アメリカの社会と経済(経営風土)
11.2 植民地時代のビジネス(1600-1790年)
11.3 工業化の始動と交通革命(1790-1850年)
11.4 ビッグビジネスの生成と近代的な管理体制の発展(1850-1880年)
11.5 世紀転換期の大合併運動から経営者企業の到来(1880-1917年)
11.6 オールドエコノミー企業からニューエコノミー企業へ(1917-2000年)
11.7 ドットコム・バブル崩壊とプラットフォーマーの誕生(2000-2019年)
11.8 企業国家アメリカの変容
第12章 アジア(中国・台湾・韓国)
12.1 アジアの社会と経済(経営風土):東アジアを中心に
12.2 中国市場と紡織企業間競争
12.3 輸入代替と紡織企業の成長
12.4 米国市場と紡織企業間競争
12.5 電子機器製造企業の成長
12.6 重化学工業化への挑戦
12.7 世界市場と情報通信機器製造企業の成長
12.8 コンビニエンスストアの普及
第3部 グローバル経営史と経営史研究の展開
第13章 グローバル経営史
13.1 「横串」のグローバル経営史
13.2 「大分岐」とグローバル化,「中核=周辺」構造
13.3 第一次グローバル経済(19世紀-1914年)と2つの産業革命
13.4 ヨーロッパ小国の世界的企業と「分断の時代」
13.5 大戦後・冷戦期の世界と企業(1945年-1980年代)
13.6 体制転換と「第二次グローバル経済」(1978/1990-現在)
13.7 資本主義の多様性(20世紀末/21世紀初の類型論と時間軸)
13.8 21世紀の「グローバルシフト」と新興国の企業
第14章 テーマから考える世界の経営史
14.1 多国籍企業
14.2 多国籍企業と国際経営の理論
14.3 行為主体としての企業家・政府とイノベーション
14.4 多角的ビジネス・グループ(BG)
14.5 ファミリービジネス(家族・同族企業)と財閥
14.6 世界の国有企業と政府=企業間関係
14.7 中小企業と独立起業,クラスターと産業集積
14.8 企業間の分業・ネットワークと価値連鎖
第15章 経営史の方法
15.1 経営史の誕生と自立
15.2 経営戦略と組織
15.3 経営者の時代
15.4 スケール・アンド・スコープ
15.5 「新しい経営史」:仮説検証型実証研究
15.6 経営史の方法の多様性
15.7 経営史の再構想
15.8 主体性と構想力:世界を変えるために
参考文献
索引