基礎電気電子計測

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電気・電子工学ライブラリ  A-4

基礎電気電子計測

定価:
2,035
(本体:1,850円+税)
難易度:入門

発行日:2012年8月10日

発行:数理工学社

ISBN:978-4-901683-89-0

サイズ:並製A5

ページ数:176ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

広範な電気電子計測の内容の中から,最低知っておかなければならない部分のみをバランスよく,わかりやすく解説.また,歴史的な経緯の中に含まれる計測の根幹にかかわる部分は残しつつ,最新の計測技術も積極的に紹介.

目次

第1章 計測についての基礎知識
  1.1 計測と測定の違い
  1.2 電気電子計測とは
  1.3 測定とは比較すること
  1.4 計測方法の種類
  1.5 測定結果の表現法
  1.6 計測の社会的役割
  1章の問題

第2章 測定データの統計的処理
  2.1 測定の質
  2.2 標準偏差
  2.3 誤差―従来からの測定結果の評価の表現
  2.4 不確かさ―新しい測定結果の評価の表現
  2.5 最確値の導出法
  2章の問題

第3章 単位と標準
  3.1 単位と標準の必要性
  3.2 SI(国際単位系)とその基本単位
  3.3 電気標準の定義
  3.4 電気標準の仕組み
  3.5 量子電気標準
  3.6 標準維持とトレーサビリティ
  3章の問題

第4章 電気計測器の変遷―指示計器からアナログ計測器―
  4.1 電気計測器の歴史
  4.2 指示計器の種類と特徴
  4.3 主な指示計器の仕組み
  4.4 各種電気量測定のための組合せ
  4.5 アナログ電子計測器
  4章の問題

第5章 ディジタル計測器
  5.1 アナログとディジタルの違い
  5.2 ディジタルマルチメータの仕組み
  5.3 アナログ-ディジタル(A/D)変換の原理
  5.4 ディジタル-アナログ(D/A)変換の原理
  5章の問題

第6章 電圧・電流測定Ⅰ―通常の大きさの測定―
  6.1 電圧・電流の測定範囲―大きさと周波数
  6.2 電圧および電流の測定原理
  6.3 通常の大きさの電圧測定法
  6.4 通常の大きさの電流測定法
  6章の問題

第7章 電圧・電流測定Ⅱ―特殊な大きさの測定―
  7.1 高電圧測定法
  7.2 大電流測定法
  7.3 微小電圧・電流測定法
  7.4 その他の特殊な電圧・電流の測定法
  7章の問題

第8章 抵抗測定
  8.1 抵抗とは何か
  8.2 通常の大きさの抵抗測定法
  8.3 高抵抗測定法
  8.4 低抵抗測定法
  8.5 その他の特殊な抵抗測定法
  8章の問題

第9章 インピーダンス測定
  9.1 インピーダンスとは何か
  9.2 交流抵抗について
  9.3 LCRメータの測定原理
  9.4 LCRメータと試料の接続方法
  9.5 その他のインピーダンス測定法
  9章の問題

第10章 電力測定
  10.1 電力とは
  10.2 直流電力測定法
  10.3 単相交流電力測定法
  10.4 多相交流電力測定法
  10.5 高周波・マイクロ波電力測定法
  10.6 電力量の測定法
  10章の問題

第11章 磁気測定
  11.1 磁気の種類と単位および磁気測定の分類
  11.2 空間の磁界の強さ・磁束密度の測定法
  11.3 SQUIDと超微弱磁気測定
  11.4 磁性材料の磁気特性の測定
  11.5 鉄損の測定
  11章の問題

第12章 波形測定
  12.1 波形測定の目的と波形測定法の種類
  12.2 アナログオシロスコープ
  12.3 ディジタルオシロスコープ
  12.4 特殊なオシロスコープ
  12.5 その他の波形測定器
  12章の問題

第13章 測定を妨害するものとその対策
  13.1 計測を妨げるもの―雑音の種類と表現
  13.2 熱雑音の定量的な評価
  13.3 SN比と雑音定数F
  13.4 種々の外乱を除く対策
  13章の問題

付録
  付録A 母集団における正規分布曲線
  付録B SI基本単位の定義
  付録C 量子電気標準(ジョセフソン電圧標準と量子ホール抵抗標準)

問題解答

参考文献

索引

サポート情報

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