わかりやすいパーソナリティ心理学

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ライブラリ わかりやすい心理学  6

わかりやすいパーソナリティ心理学

定価:
2,530
(本体:2,300円+税)
難易度:入門

発行日:2020年4月10日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-1467-1

サイズ:並製A5

ページ数:256ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

私たちは人とのかかわりの世界を生きています.周囲の人とどうしたらうまくつきあっていけるかは,誰にとっても重大な関心事と言えます.そこで気になるのが人の思考や行動のパターンですが,それには個人内の法則性 ― パーソナリティがあります.本書は,そのようなパーソナリティに関する心理学について,わかりやすさに定評のある著者が,丁寧に解き明かします.

目次

第1章 パーソナリティとは何か
  1.1 パーソナリティへの関心
  1.2 パーソナリティ心理学の歴史
  1.3 パーソナリティとは

第2章 パーソナリティ心理学の諸理論Ⅰ―類型論と特性論
  2.1 類型論と特性論
  2.2 類型論
  2.3 特性論

第3章 パーソナリティ心理学の諸理論Ⅱ―精神分析学的パーソナリティ理論
  3.1 フロイトのパーソナリティ理論
  3.2 ユングのパーソナリティ理論

第4章 パーソナリティ心理学の諸理論Ⅲ―学習理論・認知理論的パーソナリティ理論
  4.1 観察学習による行動傾向の獲得
  4.2 学習性無力感
  4.3 統制の位置と原因帰属
  4.4 説明スタイル
  4.5 防衛的悲観主義

第5章 パーソナリティ心理学の諸理論Ⅳ―人間性心理学的・物語論的パーソナリティ理論
  5.1 第三勢力の心理学
  5.2 マズローの人間性心理学
  5.3 ロジャーズによる自己概念と経験の一致
  5.4 フランクルの実存分析と意味への意志
  5.5 物語論によるパーソナリティの把握

第6章 パーソナリティ形成の諸要因
  6.1 パーソナリティの形成要因
  6.2 パーソナリティ形成における遺伝要因
  6.3 パーソナリティ形成における環境要因
  6.4 パーソナリティ形成における主体的要因

第7章 パーソナリティの発達
  7.1 パーソナリティは変わるのか,変わらないのか
  7.2 パーソナリティの生涯発達
  7.3 パーソナリティの安定的側面と発達的変化を示す側面

第8章 対人関係にあらわれるパーソナリティ
  8.1 エゴグラムでとらえるパーソナリティ
  8.2 自己開示傾向にあらわれるパーソナリティ
  8.3 自己モニタリング
  8.4 対人不安

第9章 パーソナリティの認知
  9.1 パーソナリティへの帰属
  9.2 対人認知の次元
  9.3 暗黙のパーソナリティ理論(暗黙の性格観)
  9.4 ステレオタイプと自己スキーマ

第10章 パーソナリティの病理と健康
  10.1 パーソナリティの異常
  10.2 適応と健康
  10.3 健康なパーソナリティに関する諸理論

第11章 文化とパーソナリティ
  11.1 文化類型論,文化とパーソナリティ研究
  11.2 心理人類学
  11.3 日本人のパーソナリティ

第12章 パーソナリティの把握
  12.1 パーソナリティを知るためのさまざまな方法
  12.2 質問紙法
  12.3 投影法
  12.4 作業検査法

引用文献
人名索引
事項索引

サポート情報

広告・書評

「本の雑誌 2020年8月」のコーナー,図書カード三万円使い放題! の中で,作家の村田沙耶香さんに本書を紹介いただいています.

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