わかりやすい教育心理学

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わかりやすい教育心理学

定価:
2,530
(本体:2,300円+税)
難易度:入門

発行日:2021年4月10日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-1501-2

サイズ:並製A5

ページ数:256ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

教育は,教師と児童・生徒という人間同士で行われる営みであるため,そこには心理的要因が深くかかわっています.そのため,教育心理学は,教育という行為をより効果的に行うための方法を探求し,教育の場で生じる問題について解明していく学問といえるでしょう.本書はそのような視点に立ち,わかりやすさに定評のある著者が,教育心理学のエッセンスを丁寧に解き明かします.

目次

第1章 教育心理学とは
  1.1 教育心理学とはどのような学問か
  1.2 教育心理学で中心となる領域

第2章 心の発達
  2.1 発達とは
  2.2 遺伝と環境
  2.3 発達と教育の相互作用
  2.4 初期経験の重要性
  2.5 発達段階

第3章 言語・思考・記憶の発達
  3.1 言語の発達
  3.2 思考の発達
  3.3 記憶の発達

第4章 知的能力の発達
  4.1 知能のとらえ方
  4.2 知能の測定
  4.3 学業成績に影響する認知スタイル・学習スタイル
  4.4 学業成績に影響する実行機能

第5章 自己意識の発達
  5.1 自己概念の形成と発達
  5.2 学業的自己概念
  5.3 学業的自己概念と学業成績の関係
  5.4 現実自己と可能自己
  5.5 自尊感情
  5.6 アイデンティティの発達

第6章 社会性の発達
  6.1 向社会的行動の発達
  6.2 道徳性の発達
  6.3 共感性と視点取得

第7章 学習
  7.1 学習の重要性
  7.2 学習の諸理論

第8章 学校教育における学習
  8.1 発見学習
  8.2 有意味受容学習
  8.3 メタ認知
  8.4 協同学習とプログラム学習
  8.5 自己調整学習
  8.6 適性処遇交互作用

第9章 学習の動機づけ
  9.1 達成動機
  9.2 外発的動機づけと内発的動機づけ
  9.3 熟達目標と業績目標
  9.4 原因帰属と学習性無力感

第10章 パーソナリティ
  10.1 個人差への関心
  10.2 類型論と特性論
  10.3 精神分析学的パーソナリティ理論
  10.4 パーソナリティの測定・診断

第11章 不適応とその対応
  11.1 学校不適応の諸相
  11.2 パーソナリティ障害
  11.3 発達障害

第12章 教育評価
  12.1 教師による評価が児童・生徒に与える影響
  12.2 教育評価の種類

引用文献
人名索引
事項索引

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