わかりやすい家族心理学

ライブラリ わかりやすい心理学  5

わかりやすい家族心理学

定価:
2,860
(本体:2,600円+税)
難易度:入門

発行日:2025年4月10日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-1625-5

サイズ:並製A5

ページ数:264ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

家族というのものはあまりに身近なため,それが何であるかを考えることは少ないかもしれません.そのため,家族とは何かと改めて問われると,その答えは人によってさまざまではないでしょうか.本書では,そのような家族を対象とした家族心理学について,わかりやすさに定評のある著者が丁寧に解き明かします.初めて学ぶ方から心理職を目指す方まで,おすすめの一冊です.

目次

第1章 家族心理学とは
  1.1 家族とは
  1.2 家族心理学の確立

第2章 家族の機能とその変容
  2.1 家族の機能
  2.2 社会変動に伴う家族機能の変容
  2.3 家族の健康性

第3章 家族の心理構造
  3.1 システムとしての家族
  3.2 家族システムの鍵概念
  3.3 家族システム論に特徴的な視点

第4章 結婚への態度
  4.1 結婚に対する意識
  4.2 結婚の実態
  4.3 配偶者選択
  4.4 未婚化・晩婚化・非婚化

第5章 夫婦関係の心理
  5.1 夫婦関係理解の構造的枠組み
  5.2 結婚への満足・不満
  5.3 夫婦間コミュニケーション
  5.4 夫婦関係における中年期の危機
  5.5 夫婦関係における老年期の危機

第6章 親の心理
  6.1 子育てストレス
  6.2 育児不安による問題とその支援
  6.3 父親の育児行動と家族の適応

第7章 親子関係の心理
  7.1 アタッチメントの発達
  7.2 親離れ・子離れ
  7.3 揺れる父親像
  7.4 説得的コミュニケーションの技法

第8章 家族のライフサイクルと発達段階
  8.1 家族発達段階論
  8.2 各発達段階で対処すべき課題

第9章 次世代を育てるのに不可欠な養育性
  9.1 養育性とは
  9.2 子育て文化にみる日本社会の特徴と現状
  9.3 母子密着と愛着障害
  9.4 親子関係における役割逆転

第10章 児童虐待
  10.1 児童虐待とは
  10.2 児童虐待の動向と実態
  10.3 児童虐待の心理的要因
  10.4 虐待不安
  10.5 児童虐待への対処法

第11章 夫婦間暴力
  11.1 夫婦間暴力の実態
  11.2 夫婦間暴力のリスク要因
  11.3 夫婦間暴力の予測

第12章 子どもにみられる諸問題
  12.1 不登校・ひきこもり
  12.2 自殺
  12.3 学業不振

引用文献
人名索引
事項索引

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