読んでわかる神経心理学

ライブラリ読んでわかる心理学  2

読んでわかる神経心理学

定価:
2,530
(本体:2,300円+税)
難易度:入門

発行日:2025年1月25日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-1617-0

サイズ:並製A5

ページ数:184ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

本書は,神経心理学をはじめて学ぼうとする方のための教科書です.公認心理師制度発足を踏まえ,さまざまな状況下で多職種で構成されるチームにおいて心理職がコミュニケーションをとることを想定し,脳と行動の関連についての基礎的な知識を得ることができるよう努めました.視覚的な理解にも配慮し,図表類を多く用いて2色刷としました.心理職を目指す方におすすめの一冊です.

目次

第1章 神経心理学とは
  1.1 神経心理学の誕生と歴史
  1.2 神経心理学の研究分野
  1.3 公認心理師が神経心理学を学ぶ意味について
  参考図書
  復習問題

第2章 脳の解剖学的基礎
  2.1 中枢神経系の解剖学的構造
  2.2 脳の構造
  2.3 脳の領野
  2.4 内分泌系
  2.5 自律神経系
  2.6 内分泌腺と自律神経系の関係
  参考図書
  復習問題

第3章 脳の側性化 ― 左右大脳半球機能差
  3.1 側性化とラテラリティ
  3.2 ラテラリティの世間への認知
  3.3 ラテラリティの測定方法
  3.4 ラテラリティの個人差
  参考図書
  復習問題

第4章 物体認知とその障害
  4.1 視覚情報処理の2つの流れとその役割
  4.2 物体認知の諸側面 ― 理論
  4.3 物体認知の障害 ― 視覚失認
  4.4 顔の認識
  参考図書
  復習問題

第5章 注意とその障害
  5.1 注意の諸側面
  5.2 注意に関与する脳内ネットワーク
  5.3 半側空間無視
  参考図書
  復習問題

第6章 言語の障害
  6.1 失語症の定義
  6.2 失語症の原因疾患
  6.3 失語症の神経学的基盤
  6.4 失語症の分類
  6.5 認知神経心理学的アプローチによる失語症状の解釈
  6.6 失語症のアセスメント
  6.7 失語症への対応
  参考図書
  復習問題

第7章 行為の障害
  7.1 失行
  7.2 構成障害
  7.3 前頭葉性の行為障害
  参考図書
  復習問題

第8章 記憶の障害
  8.1 記憶の分類
  8.2 記憶に関わる脳の部位
  8.3 記憶障害の症状
  8.4 記憶障害のアセスメント
  8.5 記憶障害への対応
  参考図書
  復習問題

第9章 遂行機能(実行系機能)
  9.1 遂行機能の概念モデル
  9.2 遂行障害をもたらす原因
  9.3 遂行機能障害の説明理論と評価
  9.4 遂行機能障害のリハビリテーション
  9.5 おわりに
  参考図書
  復習問題

第10章 神経心理学の研究法と神経心理学検査
  10.1 測定と評価・診断
  10.2 心理学検査
  10.3 神経心理学検査
  10.4 おわりに
  参考図書
  復習問題

引用文献
人名索引
事項索引

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