音響・振動

書影

電子・通信工学  21

電気・電子・通信のための

音響・振動

基礎から超音波応用まで
定価:
2,310
(本体:2,100円+税)
難易度:入門

発行日:2020年10月10日

発行:数理工学社

ISBN:978-4-86481-069-2

サイズ:上製A5

ページ数:224ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

本書は電気電子や通信工学を学ぶ学生を対象に電気音響工学の基礎から音や固体振動,超音波応用までをまとめた.多数の図表を用いてわかりやすく解説した好個の教科・参考書.

目次

第1章 電気電子・通信分野と音響振動
  1.1 電気電子・通信分野と音響振動
  1.2 人間と音
  1.3 音や振動の周波数とその応用
  1章の問題

第2章 質点とばねによる単振動
  2.1 物体の運動
  2.2 質量とばねの性質
  2.3 質点とばねによる単振動
  2.4 単振動と定速回転運動との対応
  2章の問題

第3章 電気等価回路による機械振動系の表現
  3.1 機械振動系と電気回路の対応
  3.2 共振振動系の電気等価回路
  3.3 機械共振系の周波数応答
  3.4 Q値の物理的な意味と振動の過渡応答
  3章の問題

第4章 トランスデューサ
  4.1 動電型スピーカのしくみ
  4.2 動電型スピーカの電気等価回路と電気的特性
  4.3 動電型スピーカの周波数特性
  4.4 静電型マイクロフォンのしくみ
  4.5 静電型マイクロフォンの特性
  4章の問題

第5章 音波の性質
  5.1 音波の波動方程式の導出
  5.2 波動方程式の解
  5.3 反射と透過
  5.4 1次元音波伝搬の行列表示
  5.5 定在波の性質
  5章の問題

第6章 音波の伝搬
  6.1 自由空間の音波放射
  6.2 音源と指向特性
  6.3 音響インテンシティ
  6.4 音波の屈折・回折・散乱
  6.5 管内の音波伝搬
  6.6 ヘルムホルツ共鳴器
  6章の問題

第7章 固体の振動
  7.1 弾性体の力学の基礎
  7.2 細棒の縦振動
  7.3 ねじり振動
  7.4 たわみ振動
  7.5 横波
  7.6 弦の振動
  7章の問題

第8章 振動モードとその計算法
  8.1 両端自由の丸棒の縦振動とねじり振動
  8.2 振動モードと共振周波数
  8.3 振動モードの近似計算法
  8.4 梁のたわみ振動モード
  8.5 膜の振動モード
  8章の問題

第9章 超音波の基礎と計測応用
  9.1 超音波とは何か
  9.2 圧電トランスデューサ
  9.3 圧電トランスデューサの電気等価回路
  9.4 パルスエコー法
  9.5 流速測定
  9.6 超音波顕微鏡などの高周波超音波計測
  9.7 超音波医用画像装置
  9.8 その他の超音波計測技術
  9章の問題

第10章 超音波のエネルギー応用と機能性電子部品への応用
  10.1 エネルギー応用に用いられる超音波振動子
  10.2 パワー超音波振動系と固体への応用
  10.3 空中でのパワー応用のための振動系
  10.4 液中でのパワー超音波応用
  10.5 アクチュエータとしてのパワー超音波応用
  10.6 計測や信号伝送のためのパワー超音波応用
  10.7 水晶振動子とフィルタデバイス
  10.8 センサデバイスへの応用
  10.9 圧電トランス
  10.10 光との相互作用と光デバイス
  10章の問題

付録
  A.1 固体の弾性
  A.2 固体の波動方程式

問題略解
参考文献
索引

サポート情報

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