第1講 日本経済はどう変動してきたか
1.1 停滞の経緯
1.2 短期・中期・長期の変動区分
1.3 曲がり損なう日本経済
1.4 まず頭に入れておいてほしいこと
第2講 準備:最小限のモデルとデータ
2.1 マクロ経済理論の基礎:価格調整か数量調整か
2.2 目の子で把握するマクロ変数
2.3 経済変数の変化率:脱経済成長は可能か
第3講 景気循環パターンの実務家的把握
3.1 二段ロケットでとらえる景気循環パターン
3.2 景気の山谷と在庫循環図
3.3 労働保蔵と規模の経済
3.4 実務家思考の4つの問題点
第4講 停滞の真因:貯蓄主体化した日本企業
4.1 増大する企業貯蓄と3つの吸収手段
4.2 先行できない設備投資
4.3 企業ガバナンスの「本音」と「建前」
4.4 まず「できること」は賃上げ
第5講 好循環をもたらすマクロのリンク:家計への波及
5.1 マクロ経験法則
5.2 労働市場への数量的リンク:オークンの法則
5.3 名目体系と物価へのリンク:フィリップス曲線
5.4 持続的な好循環をもたらすために「できること」
第6講 金融(1):デフレーションと貨幣数量説
6.1 貨幣は万能引換券
6.2 貨幣数量説はどのくらい当てはまるのか
6.3 信用創造の教科書的説明
6.4 ゼロ金利政策と量的緩和の具体的意味
6.5 ニューケインジアンモデルは何をとらえているか
補論 貨幣数量説の成り立ちと日本経済
第7講 国際貿易構造の中の日本経済
7.1 国際的側面の2つの論争点
7.2 国際収支の直観的理解
7.3 日本の貿易構造:ものづくり国家とは何か
7.4 連動する世界景気と日本の選択
第8講 国際金融市場が課すグローバルな制約
8.1 実質利子率均等化と金融政策の限界
8.2 誤算:なぜ予想インフレ率が高まらないのか
8.3 資産価格変動の海外からの波及
8.4 国内で「できること」と「できないこと」
第9講 金融(2):アベノミクスの誤算と異次元緩和―なぜ物価は上がらなかったか―
9.1 リフレ派の日銀乗っ取り劇
9.2 日銀理論からの反論
9.3 異次元緩和の出口戦略
9.4 金融政策で「できること」と「できないこと」
第10講 労働市場(1):格差社会と非正規雇用
10.1 非正規雇用と格差社会
10.2 失業率と非正規雇用の推移
10.3 兼業農家化する非正規雇用
10.4 女性労働とM字型カーブ
10.5 個別紛争はリストラからハラスメントへ
第11講 労働市場(2):賃上げはなぜ必要か
11.1 大企業の内部労働市場
11.2 マクロ的労働慣行と春闘
11.3 労働市場改革:マクロで「できること」ミクロで「できること」
第12講 政府の役割と財政危機
12.1 財政の現状
12.2 急性危機と慢性衰退の区別
12.3 慢性衰退とフローとストックの誤差
12.4 財政健全化のために「できること」
第13講 人口減少と年金維持
13.1 社会保障の手段:勤労かベーシックインカムか
13.2 公的年金の三階建ての構造
13.3 少子化と家庭の変容
13.4 やれば「できる」少子化克服
第14講 地方経済の「壊死」と医療介護の疲弊
14.1 地方経済の壊死
14.2 情報の非対称性から見た医療と介護
14.3 地方の福祉で「できること」
第15講 日本経済に何をなすべきか
15.1 経済政策の誤算
15.2 経済学的分析の問題点
15.3 政策的に「できること」と「できないこと」
15.4 長期的な政策:イノベーションと分配
索引
1.1 停滞の経緯
1.2 短期・中期・長期の変動区分
1.3 曲がり損なう日本経済
1.4 まず頭に入れておいてほしいこと
第2講 準備:最小限のモデルとデータ
2.1 マクロ経済理論の基礎:価格調整か数量調整か
2.2 目の子で把握するマクロ変数
2.3 経済変数の変化率:脱経済成長は可能か
第3講 景気循環パターンの実務家的把握
3.1 二段ロケットでとらえる景気循環パターン
3.2 景気の山谷と在庫循環図
3.3 労働保蔵と規模の経済
3.4 実務家思考の4つの問題点
第4講 停滞の真因:貯蓄主体化した日本企業
4.1 増大する企業貯蓄と3つの吸収手段
4.2 先行できない設備投資
4.3 企業ガバナンスの「本音」と「建前」
4.4 まず「できること」は賃上げ
第5講 好循環をもたらすマクロのリンク:家計への波及
5.1 マクロ経験法則
5.2 労働市場への数量的リンク:オークンの法則
5.3 名目体系と物価へのリンク:フィリップス曲線
5.4 持続的な好循環をもたらすために「できること」
第6講 金融(1):デフレーションと貨幣数量説
6.1 貨幣は万能引換券
6.2 貨幣数量説はどのくらい当てはまるのか
6.3 信用創造の教科書的説明
6.4 ゼロ金利政策と量的緩和の具体的意味
6.5 ニューケインジアンモデルは何をとらえているか
補論 貨幣数量説の成り立ちと日本経済
第7講 国際貿易構造の中の日本経済
7.1 国際的側面の2つの論争点
7.2 国際収支の直観的理解
7.3 日本の貿易構造:ものづくり国家とは何か
7.4 連動する世界景気と日本の選択
第8講 国際金融市場が課すグローバルな制約
8.1 実質利子率均等化と金融政策の限界
8.2 誤算:なぜ予想インフレ率が高まらないのか
8.3 資産価格変動の海外からの波及
8.4 国内で「できること」と「できないこと」
第9講 金融(2):アベノミクスの誤算と異次元緩和―なぜ物価は上がらなかったか―
9.1 リフレ派の日銀乗っ取り劇
9.2 日銀理論からの反論
9.3 異次元緩和の出口戦略
9.4 金融政策で「できること」と「できないこと」
第10講 労働市場(1):格差社会と非正規雇用
10.1 非正規雇用と格差社会
10.2 失業率と非正規雇用の推移
10.3 兼業農家化する非正規雇用
10.4 女性労働とM字型カーブ
10.5 個別紛争はリストラからハラスメントへ
第11講 労働市場(2):賃上げはなぜ必要か
11.1 大企業の内部労働市場
11.2 マクロ的労働慣行と春闘
11.3 労働市場改革:マクロで「できること」ミクロで「できること」
第12講 政府の役割と財政危機
12.1 財政の現状
12.2 急性危機と慢性衰退の区別
12.3 慢性衰退とフローとストックの誤差
12.4 財政健全化のために「できること」
第13講 人口減少と年金維持
13.1 社会保障の手段:勤労かベーシックインカムか
13.2 公的年金の三階建ての構造
13.3 少子化と家庭の変容
13.4 やれば「できる」少子化克服
第14講 地方経済の「壊死」と医療介護の疲弊
14.1 地方経済の壊死
14.2 情報の非対称性から見た医療と介護
14.3 地方の福祉で「できること」
第15講 日本経済に何をなすべきか
15.1 経済政策の誤算
15.2 経済学的分析の問題点
15.3 政策的に「できること」と「できないこと」
15.4 長期的な政策:イノベーションと分配
索引