テキスト 金融論 第2版

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テキスト 金融論 第2版

定価:
2,750
(本体:2,500円+税)
難易度:入門

発行日:2021年4月10日

発行:新世社

ISBN:978-4-88384-327-5

サイズ:並製A5

ページ数:344ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

多岐にわたる金融論の論点を的確に整理し,1節見開き2頁単位構成でまとめて類書にない理解しやすさを実現した好評テキストの最新版.初版刊行以降の日本経済と金融活動の大きな変化に対応させて大幅改訂.フィンテックの進展,非伝統的金融政策の進行,そしてコロナ禍の影響などを取り上げ,また金融工学や行動ファイナンスに関する解説を拡充した.学部生・大学院生だけでなく,金融実務に携わる社会人にとっても有益な知見を提供する.見やすい2色刷.

目次

第I部 金融の基本機能
第1章 金融の役割
  1.1 金融の基本的な機能
  1.2 金融取引と資産・負債
  1.3 経済活動と資金過不足
  1.4 金融市場と取引の留意点
第2章 金融機関の機能
  2.1 取引効率の向上
  2.2 情報生産機能
  2.3 金融仲介と資産変換機能
  2.4 多様な金融機関と機能
第3章 通貨の役割
  3.1 金融資産の類型
  3.2 通貨とその機能
  3.3 通貨の供給と信用創造
  3.4 通貨に対する需要
  3.5 デジタル通貨
第4章 資金の決済
  4.1 資金決済
  4.2 銀行振込と決済
  4.3 決済に関する中央銀行の役割
  4.4 決済に関する近年の傾向
第5章 金融商品の価格
  5.1 金利の役割
  5.2 金融商品の価格
  5.3 リスク・価格と取引行動
第6章 金融資産のリターンとリスク
  6.1 不確実性の存在と選好
  6.2 リスク回避型投資家の行動
  6.3 金融資産の選択
  6.4 ポートフォリオの選択
  6.5 最適ポートフォリオとCAPM
第7章 金融取引と金融システム
  7.1 金融市場の機能とタイプ
  7.2 金融取引の類型
  7.3 経済活動と金融システム
  7.4 金融システムの類型化

第II部 金融市場の類型
第8章 市場取引型市場
  8.1 金融市場の類型化
  8.2 金融市場の専門機関
  8.3 短期金融市場
第9章 債券市場の特徴
  9.1 債券市場と価格
  9.2 債券の利回りと変動
  9.3 債券利回りの決定要因
  9.4 債券のデュレーション
第10章 株式市場の特徴
  10.1 株式の意味
  10.2 株式市場
  10.3 株価の変動
  10.4 株式投資の尺度
第11章 証券化商品市場
  11.1 伝統的市場と証券化商品市場
  11.2 債務担保証券と特徴
  11.3 投資信託の市場
第12章 金融派生商品市場Ⅰ:先物
  12.1 金融派生商品
  12.2 先物・先渡取引
  12.3 先物価格の決定
第13章 金融派生商品市場Ⅱ:オプション
  13.1 原資産価格と行使価格
  13.2 コールとプットの関係
  13.3 プレミアムの決定
  13.4 オプションを利用した取引
第14章 金融派生商品市場Ⅲ:スワップ取引
  14.1 スワップの概要
  14.2 金利スワップ
  14.3 OISと通貨スワップ
  14.4 クレジット・デリバティブ
第15章 外国為替市場
  15.1 国際金融取引
  15.2 外国為替相場
  15.3 外貨ポジションと外国為替市場
  15.4 外国為替市場と通貨当局
  15.5 外国為替相場の変動
第16章 金融市場の効率性
  16.1 市場の効率性
  16.2 バブル現象
  16.3 アノマリー現象
  16.4 意思決定に関する歪みⅠ
  16.5 意思決定に関する歪みⅡ

第III部 企業とファイナンス
第17章 企業の収益と財務構造
  17.1 企業の行動と価値
  17.2 収益力と財務構造
  17.3 企業活動と資金調達
第18章 投資活動と資金調達
  18.1 投資規模の決定
  18.2 資金調達の手段
  18.3 資金調達方式の多様化
第19章 企業価値と資本構成
  19.1 資金調達と企業価値
  19.2 課税の存在
  19.3 資本市場の不完全性
  19.4 ペッキング・オーダー理論
  19.5 知的資産と金融
第20章 企業と金融機関の関係
  20.1 顧客との取引のタイプ
  20.2 リレーションシップ型取引の特徴
  20.3 企業の取引銀行数
  20.4 メインバンク制とその変容
  20.5 企業の再生
第21章 企業と投資ファンド
  21.1 各種ファンドとオルタナティブ投資
  21.2 ヘッジファンド
  21.3 M&Aとその意義

第IV部 銀行業とリスク
第22章 銀行業の特性
  22.1 大手行の特性
  22.2 大手行の利益構造
  22.3 地域銀行の活動
  22.4 協同組織金融機関の活動
  22.5 インターネット専業銀行
第23章 銀行業のリスク
  23.1 銀行の典型的なリスク
  23.2 流動性リスクとオペレーショナル・リスク
  23.3 リスク管理と損失への対処
  23.4 統合リスク管理
第24章 信用リスクと市場リスクの管理
  24.1 信用リスクと外部格付
  24.2 信用リスクの管理
  24.3 不良債権の処理
  24.4 市場リスクの所在
  24.5 リスクの把握方法
第25章 プルーデンス政策
  25.1 プルーデンス政策の意義
  25.2 事前的対応
  25.3 自己資本比率規制
  25.4 セーフティ・ネット
  25.5 マクロ・プルーデンス
第26章 国際的な危機
  26.1 通貨危機
  26.2 金融危機と債務危機
  26.3 国際的な危機への協調
  26.4 コロナ禍と金融市場

第V部 中央銀行とマクロ金融政策
第27章 中央銀行と金融政策
  27.1 中央銀行の政策
  27.2 金融政策運営の体系
  27.3 日本銀行当座預金
  27.4 資金過不足と準備預金制度
第28章 金融政策と波及経路
  28.1 金融政策の手段
  28.2 金融政策の波及
  28.3 有効性を支える条件
  28.4 金融政策のルールと効果
第29章 非伝統的金融政策
  29.1 非伝統的金融政策の登場
  29.2 政策の枠組み
  29.3 インフレ・ターゲット政策
  29.4 政策効果と課題
第30章 経済環境の変化と金融政策
  30.1 資金需要の変化
  30.2 国債大量発行の影響
  30.3 金融技術革新の影響
  30.4 グローバル化と金融政策

参考文献
索引

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