国際私法 第2版

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新法学ライブラリ  16

国際私法 第2版

定価:
4,180
(本体:3,800円+税)
難易度:中級

発行日:2007年2月25日

発行:新世社

ISBN:978-4-88384-107-3

サイズ:上製A5

ページ数:480ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

1898年以降,日本の国際私法の基本法となっていた「法例」が全面改正され,「法の適用に関する通則法」として現代化された内容となった.本書は2007年1月に施行されたこの新法に対応し,旧版を大幅な修正・加筆を行い,その改正の射程・問題点を余すところなく論じたものである.

目次

1 日本社会の真の国際化と国際私法
  1.1 夏目漱石と「現代日本の開化」,そして平成18年の「法例廃止」(全面改正)
  1.2 日本社会の国際性の欠如?
  1.3 国際私法(牴触法)学の基本的任務

2 準拠法選択の基礎理論
  2.1 国際的民事紛争の処理プロセス
  2.2 準拠法選択を論ずる具体的意義 ―国際金融紛争を例に
  2.3 現代国際私法の歴史的位相をめぐって
  2.4 伝統的国際私法の第2の危機? ―平成元年法例改正との関係を含めて
  2.5 国際私法と憲法
  2.6 統一法と国際私法
  2.7 法の国内的な牴触の諸相と国家の分裂・統合

3 準拠法選択の技術的諸問題―国際私法総論
  3.1 国際私法上の性質決定
  3.2 国際私法上の反致
  3.3 先決問題
  3.4 適応(調整)問題
  3.5 外国法の適用と裁判所
  3.6 国際私法上の公序

4 国際私法各論
  4.1 国際契約法
  4.2 契約外債務の準拠法
  4.3 国際債権法に共通する諸問題
  4.4 国際企業法
  4.5 国際物権法
  4.6 国際家族法

主要邦語文献
索引

サポート情報

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